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ベラルーシの子どもたち描く 14日まで山形で八島千尋さん個展

 山形市の東北芸術工科大2年・八島千尋さん(22)=国見町出身=は14日まで、同大で「Future~ベラルーシの子どもたちを描いた絵画展~」を開いている。
 今年3月末から2週間、チェルノブイリ原発事故の被害を受けたベラルーシに渡り、糖尿病に苦しむ子どもらと交流を深めた。今回は15人の肖像画など計16点を展示している。絵画展のタイトル「Future」には「絶望の中から生まれた希望を持って未来に進もう」という思いを込めた。
 橘高から関西地方の芸大に進学したが、平成23年12月に退学した。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による被害の大きさを知り、「芸術を勉強している場合なのか」と考えたからだ。被災地で住民の似顔絵を描くボランティアの活動に触れる。「絵は生きる力を与える」と感じ、東北芸術工科大へ進んで日本画の勉強を始めた。福島の未来を考えようと、ベラルーシを訪れたという。
 「自分の絵が福島や原発事故を考えるきっかけになってほしい」と話している。
 作品展は入場無料。時間は午前9時から午後8時(最終日は午後4時)まで。問い合わせは八島さん メールyaho604@gmail.comへ。

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古里・福島を思い個展を開いている八島さん
古里・福島を思い個展を開いている八島さん

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