英語ができない理由は1つ|英語で考えないから英語は難しい
あなたは「英語ができない」「英語は難しい」と悩んでいませんか?
なぜ、あなたは英語ができないのでしょうか?
その理由を考えたことはありますか?
英語には“英語の発想”というものがあります。
この発想に気が付けばあなたは、「会話中に英語がまったく出てこない」
といった呪縛から少しは解放されるはずです。
聞いてみると「なーんだ」と思うことですが、現実では
英語学習者の99%の方ができていないでしょう。
なぜ、バイリンガルは日本語訳付きの英語勉強を一切しないのか?
でもお話した通り、日本人の多くは日本語訳を元にした英語を
喋ろうとするから、いつまで経っても自然な英語が喋れないのです。
今日はその具体例をご紹介しながら、英語は英語で考えることの
重要性に気が付いてもらえればと思います。
日本語の主語をそのまま英語で伝えようとするから失敗する
ここで一例です。
あなたは外国人に日本の文化を伝えようとして、
次のようなことを言いたいとします。
「日本のクリスマスは家族でケーキを食べるのが一般的です」
あなたなら、どのように英語で言いますか?
ここで “Japanese Christmas is…” とやってしまうと、
この先で行き詰まってしまうはずです。
もしくは、「……一般的です」としようとして、
“……一般的” を日本語から英語に翻訳しようしませんでしたか?
そうすると主語はどうなるでしょうか?
できなくはないでしょうが、複雑な英語文法になり、
初心者の方には使いこなすのが難しいでしょう。
では、この「日本のクリスマスは家族でケーキを食べるのが一般的です」という
文章を英語で伝えるのは、高度な知識と文法力がないと言えないのでしょうか。
決してそうではありません。
初級レベルの英語でも十分伝えることができます。
ここで重要なのは、この“伝えたい事柄の日本語に捉われないこと”です。
ほとんどの英語の場合、その意味さえ相手に伝わればいいのです。
英語で “本当に伝えたいこと” は何なのか?
あなたが伝えたいのは、「一般的」という単語ではないはずです。
伝えたいことを、もう一度想像してみてください。
日本の家庭では、クリスマスの夜にテーブルにご馳走が並び、
最後にケーキとシャンパン、子供はジュースを飲んで、
家族みんなでその一時を楽しみます。
ここで伝えたいのは “日本の家庭のクリスマスの様子” です。
伝えるべきは、文章や単語ではなく、その”イメージ”を伝えるのです。
そうすれば、初級レベルの英語力、語彙力がなくても英語で
クリスマスの様子を伝えることはできるはずです。
例えば…
In Japan, most people eat cakes at home with their family on Christmas.
これで、日本のクリスマスの様子は十分に伝わります。
むしろ、簡単な単語を使っているのでその分自然な英語にもなっています。
仮に、ここで、日本人の得意な「… is …」というので、
英語を喋ろうとすると、できなくはないですがかなり堅苦しい英語に聞こえます。
It is a common practice in Japan that people enjoy having
cakes on Christmas at home with their family.
のように、いかにも日本語訳をして作ったような
なんとも堅苦しい英語です。
日本語発想の英語や、そのまま日本語訳をする英語では
自然な英語が作れないことが少しは分かっていただけたでしょうか。
“英語は英語の発想が必要” ということを常に頭に入れておいてください。
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