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英首相 EU改革案の支持求め各国訪問2月6日 11時17分
イギリスでEU=ヨーロッパ連合からの離脱の賛否を問う国民投票が行われるのを前に、イギリスの要請を踏まえたEUの改革案がまとまったことを受け、キャメロン首相は5日から加盟各国への訪問を始め、改革案への支持を求めました。
イギリスのキャメロン政権は、EUからの離脱の賛否を問う国民投票を早ければことし6月にも実施する方針で、これを前に、国民の不満が高まっているEU域内から急増する移民への対応策などについて、EUと規則の見直しを含む協議を続け、今週、改革案がまとまりました。
これを受け、キャメロン首相は5日から加盟各国への訪問を始め、最初にイギリスへの移民が年間10万人を超えるポーランドを訪れて、シドゥウォ首相と会談しました。
シドゥウォ首相は会見で、イギリスのEU残留を望むと述べた一方、改革案のうち、移民の入国後最大4年間は移民に対して社会保障費の給付を一部制限するという対応策にはさらなる検討が必要だとして、慎重な姿勢を示しました。
一方、デンマークのラスムセン首相は、自国の社会保障制度を守るには給付目当ての移民は認められないなどとして、改革案を全面的に支持すると表明しました。
ただ、イギリスの最新の世論調査では、改革案が加盟国に承認されても、EU離脱を支持する人が残留を支持する人を僅かに上回っていて、離脱を避けたいキャメロン首相は、国民の支持も合わせて取り付けなければならず、難しいかじ取りを迫られています。
これを受け、キャメロン首相は5日から加盟各国への訪問を始め、最初にイギリスへの移民が年間10万人を超えるポーランドを訪れて、シドゥウォ首相と会談しました。
シドゥウォ首相は会見で、イギリスのEU残留を望むと述べた一方、改革案のうち、移民の入国後最大4年間は移民に対して社会保障費の給付を一部制限するという対応策にはさらなる検討が必要だとして、慎重な姿勢を示しました。
一方、デンマークのラスムセン首相は、自国の社会保障制度を守るには給付目当ての移民は認められないなどとして、改革案を全面的に支持すると表明しました。
ただ、イギリスの最新の世論調査では、改革案が加盟国に承認されても、EU離脱を支持する人が残留を支持する人を僅かに上回っていて、離脱を避けたいキャメロン首相は、国民の支持も合わせて取り付けなければならず、難しいかじ取りを迫られています。