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チョコの原料、たわわに実る 各務原の「カカオ」

長さ20センチほどの実をつけたカカオの木=各務原市川島竹早町の内藤記念くすり博物館で

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 十四日のバレンタインデーを前に、各務原市川島竹早町の内藤記念くすり博物館で、チョコレートの原料として知られるカカオが実をつけている。

 カカオは中米から南米の熱帯地域が原産で、冬と初夏の年二回、実をつける。実の中にある種子はカカオ豆と呼ばれ、発酵させて焙煎(ばいせん)することで、チョコレートやココアの原料になる。豆に含まれる油脂は、座薬の材料として重用されてきた。

 館内の温室には、高さ約四メートルのカカオの木(樹齢四十年)が一本ある。長さ二十センチほどの緑色の実が、幹からぶら下がるように約五十個なっている。香りはほとんどなく、緑色から黄色に変わると、収穫期だ。栽培担当の亀谷芳明さん(39)は「チョコレートの原料となる植物の姿を、家族やカップルで見て楽しんでほしい」と話している。

 (宮崎正嗣)

 

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