自分の家の水道水を調べよう!

自分の家の水道水を調べるのには特別な器具はいりません。

まー途中の水道管の具合によっては変化もあるでしょうが、原水のデータは普通に見ることができます。

水道水のpHなんかは季節や水温によって変わりますが、ざっくりでいいです。

先ずはお住いの市役所のホームページにアクセスします!
そして水道局です。

ちなみに家の場合は駒ヶ根市ですからこんな感じです。
http://www.city.komagane.nagano.jp/index.php?f=hp&ci=10525&i=15463

ここに行くとデータを見ることができます。
pHとか、硬度も見ることができますよ。

ちなみに水道の硬度はカルシウムとマグネシウムの量から見ることができます。
水の硬度=(カルシウム量×2.5)+(マグネシウム量×4)

軟水とは硬度が0−60
中軟水とは硬度が61−120
硬水とは硬度が121−180

ちなみに駒ヶ根市のホームページには硬度も掲載されています。
硬度26、、、、軟水ですね!

沖縄とか見てみたら那覇では水系の違いにより
硬度30〜82と結構幅がありました。

まー日本の水は軟水〜中軟水がほとんどですね。

県別硬度ランキングというのがありました。
http://softwater.jp/what/000052.html

やはりダントツ硬度高いのは沖縄県ですね、2位は千葉県でした!

しかし、完璧に硬水の水系もありましたね!
千葉県で最も高い硬度が267って、、、、完璧硬水じゃありませんか?

地域によってはこんだけ格差が激しいのですね、、、、、

面白いから自分の住まいの地域の水系の硬度見てみてください。

本当の炭酸って何よ?

よく器具販売の人が、「うちの炭酸は本当の炭酸ですから」とか言って売りに来る話を聞きますが、、、、、

嘘の炭酸って何よ?って感じです。

水に二酸化炭素が溶け込んでいれば本当も嘘もありませんし、それ以上でもそれ以下でもありません。

炭酸は炭酸なのです、濃いか薄いかの差はありますけどね。

まー炭酸濃度ですが、濃ければいいってもんじゃありませんし、薄くてもいいってもんじゃありません。

昨日も書きましたが、多く二酸化炭素が溶け込んでいれば濃度は濃いし、少なければ濃度は薄くなる、、、
それだけの話です。

もうわかりましたよね?
炭酸の濃度は溶けている二酸化炭素の量なので、当然pHに関連していきます。
濃い炭酸はpHが4付近、薄い炭酸はpHが6付近になります(さらに薄なると限りなく7に近くなります)

7に近くなるっていうか、元々の水道水のpHに近くなるって言ったほうがいいですね。
地域によって、季節によって水道水のpHって変化しますから。

自宅の水道水のpHより酸性に振れて、さらにその振り幅が多くなればなるほど高濃度ということになります。

pHメーターは校正をしていないと正しく測れませんが、下がり幅を見ることで高濃度化しているかどうかは判断できます。

濃度にはpH4.8付近が一番使いやすい濃度で、800〜1000ppm付近です。

髪の毛や肌の等電点はpH4.5〜5.5と言われています。
本来ならこのpHに収まっているのですが、水を含むと膨潤し、さらに汗かいたりするとアルカリ方向に傾きます、、、、そうするとかゆくなったり汗疹ができたりしません?

髪や肌はアルカリ方向に傾くと傷つきやすくなったり、抵抗力が落ちたりします。
また殺菌力も落ちるから意外とトラブルを引き起こしたりします。

まーダメージがあったり、個体差もありますので等電点は人によって様々ですが大体このぐらいでカバーすれば問題ありません。

ところで等電点って何でしょう?
よく聞きますが、答えられる人はそんなに多くはありません。

等しい電荷の点、、、
電荷とはざっくり言えばマイナスとかプラスとかその物質が持っている極性のことで、アミノ酸なんかはプラスの極性とマイナスの極性を両方持っています。

ざっくりですが、、、、

アミノ酸のようにプラスとマイナスの極性を両方持っている物質がプラスマイナスゼロになるpHを等電点と言います。

髪なんかは20種類のアミノ酸から出来ていますが、それらのプラスマイナスゼロになるpHが4.5〜5.5付近と言われていますので、これがアミノ酸から見た本来の髪のpHなんだよって広く言われている理由です。

pH4.8ぐらいの炭酸はちょうどそのど真ん中であり、40℃のお湯でpH4.8ぐらいの炭酸濃度が大体800〜1000ppmぐらいの濃度になりますよってことです。

だから2000ppmだからいいとか、3000ppmだからいいとかいう問題じゃなくて、40度のお湯の1気圧の限界が1030ppmであり、pH的にはちょっと欠けるぐらいがちょうどいいから、800〜1000ppmぐらいで洗っとき、、、、ってことになるのです。

うちは10000ppmとかわけのわからないことを言う人もいますが、、、、、、
そんな濃度の炭酸は普通には存在しません。





もう一度、炭酸ってなんなのか知ろう!

炭酸とは、水に二酸化炭素が溶け込んだものです。

水は液体、二酸化炭素は気体です!

気体でも水素みたいに水に溶け込みにくいものもあれば、二酸化炭素のように溶け込みやすい気体もあります。

溶け込むと言っても合わせればそのまま溶け込むというものではないし、ポイントはあります。

私たちが生活している地上は高低差もありますが1気圧と言われています。
これは空気の圧力のことを言います。

この1気圧の時に、40℃のお湯に溶け込む二酸化炭素の最大量は1030ppmです!

1030ppmを%に換算すると0.103%になります。
これは1リットルのお湯(40℃)に約1グラムの炭酸が溶け込みますよ、、、っていうことです。
炭酸の重さは1リットルで1.96グラムと言われていますので、500ccの二酸化炭素が完全に溶け込めば1000ppmになりますが、これが限界値だよっていう話です。

気圧が変わればもっと溶け込みますが、それは密閉容器に入れてさらに圧力を加えた場合ですので、瓶の中とか缶の中の話になり、缶の蓋を開けると泡が一気に出ますよね?

あれは溶けきれなくなった二酸化炭素が逃げているだけの話です。
つまり、炭酸で言われる泡は溶けきれなくなった二酸化炭素であり、本来の炭酸はあの泡じゃない部分のところを言います。

まー特別珍しいものではありませんし、どこにでもあるもの、、、、それが炭酸です。


炭酸は水に二酸化炭素が溶け込んだものですので、成分は水と二酸化炭素だけです。

水は中性でpHは7付近です(実際の水道水は色々混ざっていますので付近とかきました。)

そこに二酸化炭素を溶け込ませると、pHは酸性よりになります。
溶けている二酸化炭素が多ければpHは低くなり、少なければpHは中性より(元々の水のpH)になります。

つまり溶けている二酸化炭素の量が多ければ炭酸の濃度は濃くなり、少なければ薄くなるということです。

高濃度炭酸とはいっぱい二酸化炭素が溶けたもの
低濃度炭酸とは二酸化炭素の溶けた量が少ないものことを言います。

温泉法では250ppm以上と言われていますが、温泉法は25℃以上あれば大丈夫ですので、25℃の1リットルあたりの源泉に炭酸ガス(二酸化炭素)が250ミリグラム以上溶けていれば炭酸泉ということできます。

案外ハードルは低いですね。

ですから25℃以上で250ppmの濃度があれば人工炭酸泉と言っても大丈夫です。
しかしながら上限があり、自然界では40℃で1030ppmが限界なのです。

ではもっと炭酸濃度の濃い温泉は?
確かにありますが、それはさらに濃い炭酸が地中から湧き出していて測った瞬間が1030ppmを超えた場合です。
濃度は炭酸の噴出量や温度によって変わりますので、あくまでも瞬間的な数値になります。

ほっておけば1030ppmまで下がっちゃいますし、動きがあれば(流れていれば)もっと下がります。

このように炭酸濃度は環境や室温、湯温によってすぐに変化しますので、切って測ったように1000とか400とかにはなりません。

おおよそそんぐらいって見た方がいいですね。




めんどくさい人がちが好む炭酸とは?

Q.
T2sysを導入しているサロンってヲタっぽいサロンが多いって聞きますが本当ですか?

A.
本当です。
特に初期の頃はヲタっぽいサロンにしか販売していませんでした。
インターネット理美容師ばっかですから、、、、、
ただし、ここでいうヲタとはこだわりを持った比較的めんどくさい人たちのことを言います!

Q.
面倒くさい人たちの定義はなんですか?

A.
薬剤などをメーカーの言うとうり使いたがらない人。
混ぜ物が好きな人。
温めたり冷やしたりするのが好きな人。
独自の技術にこだわる人。
美容師板で知ったか発言を見ると無性に叩きたがる人。
好きな言葉は、、、、検証とかいう人。
わけのわからない事を言うセールスが来たら、ドヤ顔で追い返す人。
いい仕事ができたら写真に撮ってやたらウォールに貼りたがる人。
などです。

T2sysは比較的めんどくさい人たちが集うmixiというソーシャルネットワークから生まれた経緯があります。
そういう人たちが実践で使い使いこなしてきた経緯があるのです。

だから使われ方は様々です。

それぞれが、自分のシステムの中に独自の使いどころを見つけているからです。

ですが、基本的なところは変わりません。

炭酸の性質を理解すれば、自ずと使いどころは見えてくるはずです。


何度も申し上げていますが、炭酸は特別なものではありません。
pHは4.5〜5ぐらい。

よく収斂という風に言われますが、もともと髪はpHは4.5〜5.5ですので、元に戻すだけで収斂ではありません。
しかも髪は濡れると膨潤するので、元の状態から見ても収斂どころか膨潤しています。

ただ、水やアルカリより膨潤しないということだけです。

ですから炭酸で洗っても、パーマ液やカラー剤を使えば普通に膨潤しますし、膨潤を妨げるということはありません。

汚れも取れますが、界面活性剤の方が汚れは取れます。
ただし、お湯よりも界面活性剤は落ちます。

つまり髪に残さないという目的ではお湯で洗うより良い仕事をします。

アルカリは悪者のように言われていますが、なんでアルカリが入っているかというと必要だからです。
だからアルカリが働いている最中(仕事中)はアルカリを落としたら仕事の妨げになります。

だからカラーの乳化中などは炭酸は使ってはいけません。
低濃度炭酸とか言って400ppmぐらいで仕事をする人もいますが、乳化はお湯でするべきです。
意味がないからです。

炭酸濃度は温度とガス量で変わります。
38℃のお湯と40℃のお湯ではたった2℃違うだけで濃度は大幅に変わってきちゃいます。
つまり水溶液としてはめちゃくちゃ不安定なものなんです。

さらに炭酸はアルカリ中に投じられると炭酸水素イオン、炭酸イオンと二段階に姿を変えていきます。
ですから過剰な収斂は一切起こりません。

また酸度も低いので、濡らした程度では薬の妨げにはなりません。

炭酸にできる仕事とはたかが知れているのです。

それに高濃度と言っても40℃のお湯で1000ppmぐらい、、、、、たいした濃度ではありません。

そういうめんどくさいことを、好んで勉強する人たちが使い始めた炭酸です。

炭酸のイメージはいろんなところで一人歩きしてしまっていますが、ちゃんとツボを抑えれば何の問題もありません。

ホームページ変わりました。

以前にもお知らせいたしましたが。ホームページのURLが変わりました。
以前のサイトは消滅いたしましたので、まだ変更がお済みでない方はこちらの登録をよろしくお願いいたします。
http://t2sys-lotus.jp/index.html

そして自分で色々更新できるようになりましたので、T2sys導入サロンで、導入店一覧に漏れているサロンがございましたら、ぜひご連絡ください。

お手数ですが、こちらから登録してください。
http://t2sys-lotus.jp/salon.html

地域別に掲載していますので、こちらからご確認ください。
http://t2sys-lotus.jp/donyu.html

また、ゼロベースメイクジェルのご注文はこちらまでよろしくお願いいたします。
http://t2sys-lotus.jp/zeroform.html

色々変わって、ご面倒をお掛けいたしますが今後ともよろしくお願いいたします。




プロフィール

toho1962

Author:toho1962
長野の田舎美容師です。
炭酸に関してはかなり前から研究実践していたのですが、当時は誰も興味をもちませんでした(笑)

時代がやっと追いついたかんじですねw
つーか、、、、ブームはやだなー

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