突然ですが、この「わが青春の追憶」サイトを2016年2月6日をもちまして、休止させていただくこととしました。
 「艦これ」のおかげでアクセス数も多くなりましたが落ち着いてきたこともあり、思うところありまして、そうさせていただきます。
 これまでご覧いただきましてありがとうございました。
                                        柴田   2016年1月31日
 このサイトは、元々私の父が青春期に体験した海軍生活をまとめ、平成9年11月に近所の印刷所で製本したものを、翌年の2月に父が亡くなったてから後に、我が家のホームページの1コンテンツとしてWebに公開したものです。

 私は昭和34年生まれで、戦後の苦労もほとんど知らずに育った世代です。
 小さいころ父と一緒に風呂に入った時、軍歌を教えてもらったり、面白い当時のエピソードを聞いた記憶はありますが、この本の原稿を見るまで知らないことばかりでした。

 私たちの一世代前には大変な時代があって、そして多大な犠牲の上に今がある。父は、私や孫たちにそんな思いを残したかったのだと思っています。

 素人で上手な文章ではありませんが、体験した者にしか残せない記録なのかとは思います。また、記憶は美化して再構成されるものなので、描写の正確性はわかりませんが、当時の一若者の正直な回想ではないでしょうか。

 今回サイトの説明文を省いてしまったところ、メールをいただいた方で私が著者と思われているようなので、あえて付け足しました。


 そして、この度のサイト休止の告知に対する反響の大きさに、正直戸惑っています。 1月の総ページビューの3倍以上を昨日1日で記録しました。休止理由はいたって下世話なもので、心苦しい限りです。

 当サイトをご覧いただいた方々、リンク紹介していただいた方々、長きにわたりご支援ありがとうございました。
 また、ご感想のメールをいただいたにもかかわらず、返信せずに放置したことも多々あったことと思います。皆様のお言葉ありがとうございました。そして、不精なことで大変申し訳ありませんでした。改めてお礼とお詫びを申し上げます。
 
                                         柴田   2016年2月3日
info
「わが青春の追憶」をamazonの電子書籍にて販売しています。
といっても、プロ編集者の手が入っているものではありませんので、お含みおきください。

オリジナルと同じ上巻・下巻の2冊で、縦書き、少し写真(一部別の)もあります。
☆「わが青春の追憶」上巻
☆「わが青春の追憶」下巻

目    次
1. まえがき
開  戦
呉 海 兵 団
34. 出動、南へ
2. どうせ征くなら海軍へ 35. おおいなる輸送船団
3. 怪我も病気も自分のこと 36. 大東亜戦争と称す
4. 名前も番号に 37. 新兵と戦争
5. 兵舎とは 38. 戦必勝・攻必取
6. 軍人勅諭より、上官の氏名 39. 何処がやられたんだ
7. 新兵の一日 40. お前宛の信号だ
8. バス当番 41. さようなら「敷波」
9. 飯を食うのも一苦労
砲 術 学 校
10. 寝るも起きるも訓練のうち 42. 鬼より恐い砲術学校
11. 洗面 器のプール 43. 磨きあげなん、我が伎倆
12. カッターは苦し 44. 百発百中期するまで
13. 通 船は楽し 45. 居眠り当番
14. 各個教練 46. 兵器と兵隊
15. 下手な銃剣術でも 47. 艦務訓練
16. 劣等旗披露 48. 左マークの重さ
17. 酒保ひらけ
駆 逐 艦 磯 風
18. シャバの匂い 49. 新鋭艦磯風
19. 艦務訓練 50. 発動、ラバウルへ
20. 原村演習 51. 燃える輸送船
21. 被服点検 52. 地獄の島
22. 宮島遠漕 53. 艦橋は残った
23. 皆さん、ご機嫌よう 54. 三日間の休暇
駆 逐 艦 敷 波
55. 呉工廠第四ドック
24. いざ敷波へ
破 局 へ の 戦 い
25. 新三等水兵 56. 之字運動が始まった
26. 一番砲伝令 57. 中継所での戦い
27. これが新兵だ 58. 空と海の間に
28. 夜の新兵 59. 大地に立つ喜び
29. 出港、艦隊訓練 60. 落日の南太平洋
30. 夜の駆逐艦 61. 善行章はついたれと゛
31. 上陸 62. 比島周辺の戦い
32. 柱島泊地 63. 三号艦「信濃」
33. 不要物件陸揚げ 64. わだつみの叫び
65. 終戦まで
66. あとがき