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ジカ熱 米で新指針 感染国の妊娠女性は検査を2月6日 13時05分
中南米を中心に感染が拡大しているジカ熱について、アメリカのCDC=疾病対策センターは、感染が報告された国に住んだり渡航したりした妊娠中の女性は、ウイルスに感染していないか調べる検査を受けるよう促す新しい対策の指針をまとめました。
蚊が媒介する感染症で胎児への影響も懸念されているジカ熱は、中南米を中心にこれまでに33の国と地域で感染が確認されています。
アメリカのCDCは5日、ジカ熱に対する新たな対策の指針をまとめ、発表しました。指針では、ジカ熱の患者の8割に症状が現れず感染の有無の判断が難しいことから、妊娠中の女性に対して、感染が報告された国に渡航した場合、帰国後12週間以内にジカウイルスへの感染がないか調べる検査を受けるよう促しています。さらに、感染が報告された国に住んでいる場合は、妊娠の初期と中期に検査を受けることを勧めています。
また、性交渉による感染の可能性が指摘されていることを受けて、感染が懸念される男性は性交渉の際に避妊具を使うよう勧めています。
ジカ熱を巡っては、ブラジルの研究機関が5日、患者の唾液と尿からジカウイルスが検出されたと報告しました。
これについて、CDCのフリーデン所長は電話会見で「検出方法も含めて、もっと情報が必要だ」と述べ、ブラジル側と協力して調べる考えを示したうえで、「ジカ熱は原則として蚊を媒介する感染症だ」として、蚊に刺されないようにする対策の徹底を呼びかけました。
アメリカのCDCは5日、ジカ熱に対する新たな対策の指針をまとめ、発表しました。指針では、ジカ熱の患者の8割に症状が現れず感染の有無の判断が難しいことから、妊娠中の女性に対して、感染が報告された国に渡航した場合、帰国後12週間以内にジカウイルスへの感染がないか調べる検査を受けるよう促しています。さらに、感染が報告された国に住んでいる場合は、妊娠の初期と中期に検査を受けることを勧めています。
また、性交渉による感染の可能性が指摘されていることを受けて、感染が懸念される男性は性交渉の際に避妊具を使うよう勧めています。
ジカ熱を巡っては、ブラジルの研究機関が5日、患者の唾液と尿からジカウイルスが検出されたと報告しました。
これについて、CDCのフリーデン所長は電話会見で「検出方法も含めて、もっと情報が必要だ」と述べ、ブラジル側と協力して調べる考えを示したうえで、「ジカ熱は原則として蚊を媒介する感染症だ」として、蚊に刺されないようにする対策の徹底を呼びかけました。