江口英佑
2016年2月6日10時30分
冬の風物詩となっている、人の手による港での季節ハタハタの雌雄選別作業を機械化しようと、男鹿海洋高校(秋田県男鹿市)が、選別機械の研究、製作を授業に取り入れている。実用化へ向けては課題も多いが、漁業者からの期待を背に、選別の全自動化に挑んでいる。
同校が製作するハタハタ選別機は、全長約3メートルある。仕組みはこうだ。
ハタハタを穴の開いたカゴに入れると、小刻みに振動している波トタンの上に落ちる。振動により、ハタハタの向きがトタンの溝の方向に整えられてから、次々とコンベヤーに乗って流れていく。
コンベヤーに一定の高さ以上で反応するセンサーを取り付け、おなかの中にブリコが入っている分、オスより腹が膨らんで高さがあるメスだけを空気で吹き飛ばし、選別する。
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