いわゆる保守派から同性婚に反対する意見がでております。
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◇家族像破壊を招く 例外認める必要ない−−自民党衆院議員・稲田朋美氏
夫婦別姓に賛成するかどうかは、法が理想とする家族像をどのようなものとすべきかという価値観の違いによるだろう。現行の家族法が予定する家族とは「同じ姓、そして法的手続きにより夫婦となったものと、その間にできた子供」である。
なにを家族とするのかというのは、歴史的な変遷があります。それぞれの時代に家族に社会がどういう機能を期待するのかというのが変わっていくからです。「現行の家族法が予定する家族」だけに、<家族>を留めておくほうがいいのかどうかという議論にならないといけないんじゃないかな?
欧米なんかでは、同性カップルに育てられた子どもは、それだからといっていびつな育ち方をするわけではない。逆に血を分けた親子だからといって、虐待の問題を見れば分かるように、安全を提供するわけではない。日本では、いじめの問題なんかもありますので、同性カップルに育てられる子どもは危険性があります。しかし、それは学校制度の改革で乗り切れるかもしれません。
その意味では、右派勢力が教育基本法を改悪していき、正ししい価値観を押し付けるようになると、間接的に影響が出てくる可能性があります。学校がいじめのおこりにくい、あるいはいじめが起こっても重篤になりにくい場になるような工夫ができなくなるからです。
夫婦別姓推進論者はジェンダーフリー推進論者が多く、彼らは根本的に伝統的な家族の姿に価値を見いだしていない。夫婦別姓を推進している人は「すべての人に別姓を強いるものではない」というが、例外のために原則論を曲げることが問題なのである。
ジェンダーフリーの側にも問題があると思います。あちらの極に振れてしまったがゆえに、こちらの極から攻撃をされてしまう。妥当な家族像を考えることなく、「あれかこれか」の判断をしなければならなくなってきています。
条件付の賛成や反対もありうるので、どういった条件をどこまで変えるのが妥当なのかを議論しなければなりません。
「多様な価値観」を突き詰めて、同性婚、一夫多妻、何でもありの婚姻制度を是としてよいのか。
というわけで、だれもそんな乱暴なことは考えていない。一夫多妻制は世界にはいくつかの社会で見られます。しかし、それはなかなかいまの日本で、合意形成に結びつくのは難しいだろうと思われます。
同性婚は実際に法制化する国も現れてきているし、距離は近いだろうとは思います。そして、それには訴える側も戦略を練りに練らないといけないですね。
例外を法的に保護すれば、法の理想を犠牲にすることになってしまう。
法の理想として、なにがいいのかが鼻から決まっているのはいかがなものか? 社会は変わっていきます。そこにすんでいる人々の意識も変わっていきます。そのなかで、少しでも多くの自由が保障されるような、多様性を認める社会を目指さなくてはいけないですね。
一方で、ぼくは近代法の理念も何も分からないのですが、こうした保守層の意見にちゃんと反論できるような理論武装もしていかなくちゃいけないんですよね。それには、いろいろな観点から意見を言える人材が、ゲイ・コミュニティにも現れてこないといけないし、ゲイ以外でも協同できる人びとがいれば、連帯していく道筋も模索する必要があります。
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この世界の成り立ちと仕組みから言えば、原理的にありえません。
多様な家族の形態もありません。
それらは、人が勝手にでっ上げた事実上の存在。
それでも、何とかしなければならないのが、同性婚。
http://blog.goo.ne.jp/i-will-get-you/
いわゆる神の存在証明がもたらす意味について
一般法則論者