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少年のサイバー犯罪 ツール普及、いたずら感覚で 10代の不正アクセス4年連続最多
少年によるサイバー犯罪が相次いでいる。背景にサイバー攻撃に使える技術が普及し、インターネット上で安く提供されていることがある。警視庁が書類送検した男子生徒のように興味本位で実行する少年も多いとみられ、専門家はネット教育の必要性を強調している。
「遠隔操作に興味があった」。男子生徒は、警視庁サイバー犯罪対策課の調べにこう答えた。
少年のサイバー犯罪をめぐっては、同課が昨年、不正アクセス禁止法違反容疑などで、ネット上で「ZeroChiaki(ゼロチアキ)」と名乗る少年を逮捕。男子生徒はゼロチアキに「憧れていた」と供述しており、同課はいたずら感覚の犯行とみている。