実はあんまし興味なかったんだけど
タンポポ(id:tanpopotanpopo)さんのレビュー
を読んで、子供が楽しめそう!と思い
小学生の子供たち連れて行ってきました。
うん。
タンポポさんのレビュー通り。
すっごい面白かった!!
小学生?
低学年から全然オッケー!!
幼稚園生は・・・うーんどうかな。
『剥製』とか、少し難しい言葉が出てきて、もしかしたらストーリー追うのがちょっと大変かも?
途中、ちょっとだけ怖いシーンがあって、場内のちっちゃい子が3人くらい泣いて退出してました。
でも、ディズニーのプリンセスものとか見てる精神年齢の高い女の子とかだったら、幼稚園から楽しめると思います。
親子で見に来てる人が多いのかな?と思ってたんだけど、意外にカップルが多かったなー。
以下、ちょっびっとだけネタバレたぶんしてる感想文。
感想文
パディントンは、ペルーのジャングルに住んでた、珍しいしゃべれるクマ。
お父さんとお母さんはいなくて、叔父さん叔母さんと3匹暮らし。
その3匹のおうちがまた楽しくて、まるでマーマレード工場。
ぽんぽん入れられたみかんが自動でしぼられ、マーマレードになって瓶詰めされていく様子は、とっても楽しくて可愛い!
あぁ私こういうの好きぃぃぃ。
と、物語が全然始まってないうちに謎の涙腺崩壊・・・。
そんな風に楽しく暮らしてた3匹だけど、突然の大地震で、おうちは壊れ、壊れていくおうちを呆然と見つめてしまった叔父さんは、逃げ遅れてしまいます。
おうちを失い、叔母さんは老クマホームへ。
パディントンは、40年前に叔父さんに赤い帽子をくれた探検家を頼り、ロンドンへ行くことに!!
叔父さんいいつけを守り、礼儀正しいパディントンは、夢見るイラストレーターのブラウン夫人に気に入られて、ブラウン一家に居候させてもらうことになります。
パディントンをよく思ってない石頭のブラウンさんは、パティンドンが家に着くと同時に家の保険を追加し(この判断はものすごく正しい訳だけれど)、面白いことが大好きな長男のジョナサンはパティンドンを気に入るけど、「キモい」が口癖のお年頃の長女ジュディは、「クマ、キモい」と言ってヘッドフォンを外さず自室にこもってしまいます。
そんなブラウン一家のおうちも、これまたもうめっちゃくちゃ可愛いの!!
おうち全体がまるでツリーハウス。
玄関を入ると真ん中にらせん階段。
このおうちは作品の途中に何度も、まるでアタッシュケースの中のお人形のおうちみたいな演出で、各部屋にいる家族それぞれの様子を映してくれます。
これも可愛い!!
あぁ可愛い!!
かーわーいーいー!!
はぁはぁ・・・。
失礼。
物語は最初から最後までドッタバタ。
パティンドンがサイレン鳴らしながら傘で空を飛んだり!!
石頭のブラウンさんがキャラ崩壊の変装をして資料館に侵入したり!!
部屋いっぱいの水の中をパティンドンが浴槽の船にのってぷかぷかしてたり!!
言語学が得意な長女ジュディが、クマ語を習得したり!!
そんな中、パディントンのことを「クマ」と呼んでたブラウンさんが「パディントン!!」と呼称しながらパディントンを探し回るとことか
ほろろっとしながらも、終始楽しいシーンの連続。
それでね
すごいと思うのが
パティンドンが帽子の中にいつも入れてるマーマレードのサンドイッチを狙って、ハトたちが何回か登場するんだけど
おまけだと思ってたハトたちが、物語のクライマックスのすごい伏線になっててびっくり!!
あと、長女ジュディがクマ語を習得したことも、すっごい意外なシーンで、さらっと重要な役割を果たします。
個人的には、王道といっちゃえばそれまでだけど、パディントンを邪魔もの扱いしてたブラウンさんが、パディントンを好きになっていく過程がやっぱり1番よかったな。
あぁ、同居してるおばあちゃんのバードさんも、もんのすごい大活躍をします!!
1つだけ残念なのは
パディントンを剥製にしようと企んでた、悪役ミリセントの心の闇が作品内で晴れなかったこと。
彼女はただの悪役じゃなくて、パディントンを剥製にしようとする、悲しい動機がありました。
でもそれはきっと、作品の幕が下りても続いていく、パディントンの世界で少しずつ癒え、いつか彼女も救われるだろうと信じたい。
あぁあと、ブラウン家の隣人のカリーさんが、キモいけど実はいい人っていうのも面白かった。
可愛いし
面白いし
ほろっと泣けるし
そしてどんなときも、どんな人にも礼儀を忘れないパディントンが
その誠実さで自分の居場所を確立していく姿に
映画を見ている大人も子供も、きっと、大事なことを学ぶ。
そんな傑作映画!!
CGのはずのパディントンがむちゃくちゃ本物っぽいのも、よく考えたらかなりすごいんだけど、自然すぎてそのすごさにも気づけなかった。
小学生のお子さんがいて
見に行こうか迷ってる方には熱烈オススメしたいです!!
吹き替えについて
子供と吹き替え映画を見るようになって、タレント声優さんの大根っぷりには毎回本当に辟易してたんだけど
※参考
今回はそのストレスが一切なかった!!
タレント声優さんのインタビューコメントとかみるといつも『自分にできるのかなって不安だったんですけど』とか『自分でいいのかなって思ったんですけど』とかって言ってるんだけど
そんな気持ちでプロの仕事引き受けるなよ!!
と、全力で言いたい。
今回、主要キャラの吹き替えを担当してた、木村佳乃さん、古田新太さんは『やらせてほしい!!と思った』って力強く答えてるし、唯一『ちゃんとできるかなぁと心配だった』と控えめに答えてるのは実力派の斉藤由貴さんで、そんなの全然できるにきまってるじゃないですかぁぁ!!だし、パディントン役の松坂桃季さんは、なんとかジャーのイケメン俳優ってことしか知らなかったんだけど、もう本当に礼儀正しく可愛らしいイギリス紳士のパディントンにぴったりの演技で、株ダダ上がり!!
吹き替えの声優陣にストレスがないって本当に大事なことなんだなぁと痛感しました。
みんなドはまりの演技力で、鑑賞中、誰がやってるんだろ?なんて1度も気にならなかったです。最後の字幕テロップで『あぁあの人だったんだ!!』と、劇場内で称賛の声が上がってましたよ。
この作品は吹き替えで大丈夫です!!
おまけ
昨年末に行った『さがみ湖プレジャーフォレスト』。
ここ、今思うとすごいパディントン推しだった。
全然意識してなかったからあんまし写真撮ってこなかったんだけど
公園までのけっこうな上り坂の案内板も全部パディントンだし
(写真を撮ったときは、このキャラがパディントンって知らなかった)
園内マップも
ね?
パディントングッズが超充実してるお土産屋さんもあったよ!!
ポートベロ スーベニアショップ/お土産・レストラン・軽食/さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト
国内ではここでしか手に入らない、輸入パディントングッズもいっぱいあるらしい。
知ってたらもっと写真撮ってきて、この記事充実させられたのになぁ!!
ということで
映画を見たあと、さがみ湖プレジャーフォレストに行くのもいいかも!!
関連書籍
映画は絵本のストーリーをかなり忠実に再現してるみたい。
くまのパディントン―パディントンの本〈1〉 (福音館文庫 物語)
- 作者: マイケルボンド,ペギーフォートナム,松岡享子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2002/06/20
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
10巻くらいまであるっぽい。
けっこうシリーズ出てて、そろえるのはちょっと大変そうだけど可愛いなぁ。
ただ、映画のパディントンと絵がちょっと違うから、こっちでもいいのかも?
個人的には、映画館に置いてあったこのぬいぐるみが買い!!
可愛いっ!!
関連記事