在韓米軍が3日のプレスリリースで、米第1空輸特戦団と米軍第75レンジャー連隊所属の特殊戦兵士が韓米合同演習のため、このほど韓国に到着したことを発表した。
この部隊は、イラク戦や2001年の米同時多発テロ首謀者ビン・ラディンの本拠地であるアフガニスタン攻撃に投入され、敵の要人を暗殺する「斬首作戦」などを実行してきた。核・生物化学兵器などの大量破壊兵器(WMD)の除去作戦も担っている。
在韓米軍が米特殊部隊の訪韓や合同訓練を発表するのは異例なことで、4回目の核実験に続き長距離ミサイル(ロケット)発射を準備している北朝鮮に圧力をかける意図があるものと見られる。
在韓米軍はプレスリリースで「米特殊戦部隊は韓国特殊戦司令部と共に特殊戦司令部準備態勢や能力増大のため訓練をする」と明らかにした。今回の訓練には、極秘潜入が可能な米空軍の特殊部隊支援機MC-130Jも投入される予定だ。
このほかにも米海兵隊特殊戦部隊や米海軍特殊部隊Navy SEALs(ネイビーシールズ)も訪韓し、既に訓練しているという。米軍の陸海空軍、海兵隊特殊部隊の戦力が韓国に総集結したものだ。これらの部隊は3月の韓米合同の「キー・リゾルブ(Key Resolve)」や「トクスリ(Foal Eagle)」演習にも参加する予定だ。