「北、寧辺に水爆の原料工場を建設中」

米国の研究機関が分析
三重水素の生産施設とみられる建物を建設

 北朝鮮が寧辺の核施設で、水素爆弾の原料の一つである三重水素(トリチウム)を生産するための建物を建設しているという分析結果が出ている。米国の政策研究機関、国際科学安全保障研究所(ISIS)は今月2日(現地時間)、「先月25日に撮影された衛星写真を分析した結果、同位体分離のための施設とみられる建物の建設現場の外部の特徴が、寧辺の核施設の南西側にある核燃料加工施設で表れている」として、上記のように発表した。水素の放射性同位体である三重水素と重水素は、水素爆弾の原料となる。国際科学安全保障研究所は「建設中の建物の正確な用途は分かっていない」としながらも、「三重水素の分離を含む、同位体分離のための施設であることを示す状況が表れている」と説明した。

キム・ミョンソン記者
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