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医療行為の介護研修に不備 大阪市の登録業者 11人が施設で業務

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医療行為の介護研修に不備 大阪市の登録業者 11人が施設で業務

 たんの吸引などの医療行為にあたるために義務付けられている介護職員の研修について、大阪府は5日、府に登録して研修を行っている人材派遣会社「コム・スタッフ」(大阪市西区)が、規定通り実施していなかったと発表した。これまでに102人が研修を終え、うち11人が実際に府内の障害者施設で吸引業務にあたっていたが、トラブルはないという。

 府によると、障害者や高齢者のたんの吸引は医療行為にあたるが、一定の研修を受けた介護職員らにも許可すると法律で規定されている。同社は平成26年6月から研修を行っていたが、本来は5日程度必要な実地研修を1日で終えるなどの不備があった。

 府は近く同社を行政処分する方針。府内には、同様の研修業者がほかに54社あり、府は今後、研修に不備がないか立ち入り検査を行うという。

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