河合達郎
2016年2月6日01時27分
河野太郎行政改革担当相は5日の閣議後の記者会見で、安倍晋三首相が昨年12月にインドのモディ首相と「原則合意」した日印原子力協定について、「NPT(核不拡散条約)に入っていないインドが、入っているよりも厳しい対応を取ると言っている。外務省はそれを受けた交渉をしてきた」と述べ、協定に理解を示した。
河野氏は入閣前の2014年1月に、超党派の「原発ゼロの会」の共同代表として、原発輸出を盛り込んだ政府のエネルギー基本計画案を批判。原発輸出を行わないよう政府に要求し、会は4日、日印原子力協定を再考するよう求める談話を発表していた。
これについて河野氏は、「政府に入った時に共同代表を一時的に離れている。今回の議論には加わっていない」と説明した。
原発政策をめぐって河野氏は、昨年10月に入閣した際、脱原発の持論を発信してきたブログの公開を中断。自身のホームページでは過去のブログを閲覧できないようにしている。(河合達郎)
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