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天津の爆発「化学物質が自然発火」調査結果2月5日 23時17分
去年8月、中国の天津で165人が死亡した大規模な爆発について、中国政府は、保管されていた化学物質の1つが気温が高かったことで自然発火し、その火が爆薬の原料にもなる別の物質に引火して大爆発を引き起こしたとする調査結果をまとめました。
去年8月、中国・天津の倉庫会社で起きた大規模な爆発では、165人が死亡、8人が行方不明になったほか、周囲の300棟余りのマンションや工場などが被害を受けました。
中国国営の新華社通信によりますと、中国政府の調査チームがまとめた報告書では、まず、敷地内のコンテナに保管されていた化学物質の1つが、気温が高かったことなどで自然発火したのが始まりだとしています。
その後、その火が燃え広がり、近くに保管されていた爆薬の原料にもなる硝酸アンモニウムなどに引火したため、大爆発が起きたとみられるということです。
そのうえで、倉庫会社について「危険物の保管方法など安全管理が極めてずさんだった」と指摘したほか、地元政府の関係者の中には賄賂を受け取っていた者もいたとしています。
そのため、捜査当局が倉庫会社や政府の関係者ら合わせておよそ50人に対して身柄を拘束するなどの措置を取ったとしているほか、調査チームは地元政府の幹部ら74人に対する処分を勧告するとしています。
中国では重大な事故が相次いでいて、政府としては徹底した調査や処分を行う姿勢を強調することで、国民の不満を抑えたいねらいもあるとみられます。
中国国営の新華社通信によりますと、中国政府の調査チームがまとめた報告書では、まず、敷地内のコンテナに保管されていた化学物質の1つが、気温が高かったことなどで自然発火したのが始まりだとしています。
その後、その火が燃え広がり、近くに保管されていた爆薬の原料にもなる硝酸アンモニウムなどに引火したため、大爆発が起きたとみられるということです。
そのうえで、倉庫会社について「危険物の保管方法など安全管理が極めてずさんだった」と指摘したほか、地元政府の関係者の中には賄賂を受け取っていた者もいたとしています。
そのため、捜査当局が倉庫会社や政府の関係者ら合わせておよそ50人に対して身柄を拘束するなどの措置を取ったとしているほか、調査チームは地元政府の幹部ら74人に対する処分を勧告するとしています。
中国では重大な事故が相次いでいて、政府としては徹底した調査や処分を行う姿勢を強調することで、国民の不満を抑えたいねらいもあるとみられます。