photo Yukihito Taguchi
マーリンズのイチロー外野手は今季、残り65本に迫ったMLB通算3000本安打の金字塔に挑む。マーリンズ最古参の番記者は、2017年シーズンのオプションを含む1年契約を結んでいるメジャー最年長野手について、現役引退後5年目で迎える有資格1年目で野球殿堂入りすると明言。さらには、95パーセント以上の圧倒的な得票率でクーパーズタウン行きになると分析している。
地元紙「マイアミ・ヘラルド」のクラーク・スペンサー記者は、マーリンズの番記者を17年間務めてきた。昨年、第4の外野手としてマイアミにやってきたイチローの偉大さについて、こう語っている。
「アメリカのメディアにとっても、3000本安打というのは最大のマイルストーンになる。日米通算ヒット数の話題もあるけれど、(メジャー)3000本安打がアメリカでは全て。万が一、3000本にいかなくても、彼はメジャーの殿堂入りを果たすことになる。例えば、私が投票するか悩んだりする選手や、選出ギリギリの選手もいるが、彼に関しては考える必要もない。これは間違いない。
彼の数字も常軌を逸している。安打数、盗塁数を見ればいい。イチローはファーストバロット(初年度選出)だ。得票率100パーセントは無理だろうが、95パーセントを集める。そう言っても安全だろう。日本のアスリートで初めてアメリカのメジャースポーツで殿堂入りする選手になるだろう。こういうレベルの選手はそんなに頻繁に出てこないものだよ」