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JR石勝線 脱線炎上事故 運転士ら立件見送りへ2月5日 23時25分
5年前、北海道占冠村のJR石勝線のトンネル内で特急列車が脱線して炎上し、乗客など79人がけがをした事故について、警察は業務上過失傷害の疑いで捜査してきましたが、当時乗務していた運転士らの刑事責任は問えないとして、立件を見送る方針を固めたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
5年前の平成23年、北海道占冠村のJR石勝線で、6両編成の特急列車がトンネル内を走行中に脱線し火災を起こした事故では、乗客など合わせて79人がけがをしました。
警察は事故の4日後、業務上過失傷害の疑いでJR北海道の本社を捜索しました。
また、避難誘導の遅れが被害の拡大を招いたなどとする国の運輸安全委員会の調査結果を踏まえ、乗務員の過失の有無などを中心に捜査を進めてきました。
その結果、当時乗務していた運転士や車掌らについて刑事責任を問うほどの過失はなかったと結論づけ、立件を見送る方針を固めたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
JR北海道の発足以来最悪の被害を出した列車事故は、捜査が終結することになります。
警察は事故の4日後、業務上過失傷害の疑いでJR北海道の本社を捜索しました。
また、避難誘導の遅れが被害の拡大を招いたなどとする国の運輸安全委員会の調査結果を踏まえ、乗務員の過失の有無などを中心に捜査を進めてきました。
その結果、当時乗務していた運転士や車掌らについて刑事責任を問うほどの過失はなかったと結論づけ、立件を見送る方針を固めたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
JR北海道の発足以来最悪の被害を出した列車事故は、捜査が終結することになります。