那覇総局長・松川敦志
2016年2月5日15時30分
つい見入ってしまうコマーシャル(CM)がある。「娘が県外の大学に行く。」の字幕で始まる、那覇空港での親子4人の別れの15秒だ。
地元金融機関・沖縄銀行による教育ローンの宣伝なのだが、見るたびなぜか目が離せない。娘の涙をぬぐう母親。温かな視線を送る兄。そして何より、涙をこらえ宙を見上げる父親の横顔。娘と離れる男親の寂しさの奥に、「県外の」大学がすなわち「本土の」大学である沖縄の憂いが感じられてならないのだ。
銀行の担当者によると、4人は県内に暮らす実際の家族で、娘さんは首都圏の大学に通っているという。
父親役のお父さん(57)と話をさせていただいた。「そりゃ、本当なら県内で進学してもらいたかったですよ。でも、どうしてもと言うもんだから」
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