バレンタインデーでは妻からはここ10年アーモンドチョコしかもらったことがありません。付き合っている頃からアーモンドチョコ×2です。「去年は明治だったから今年はロッテね」ってなもんです。ひどいよね。
金額の多寡ではないと妻は言います。「君はアーモンドチョコが好きでしょ?」とも。
確かにそうです。私はアーモンドチョコが大好きです。マカダミアナッツよりやっぱりチョコはアーモンド。なぜか?中に入っている数が多いからです。マカダミアナッツは箱自体同じような外観ですが、中で1粒ずつ小分けにされていて少ししか入ってないから損した気になる。アーモンドチョコの方がコーヒーとも合うし。うん、アーモンドチョコはやっぱりおいしいわ。
でもね、金額と想いは比例するとアタシは思うの。いつも400円弱、多くて500円で抑えられているわけです。絶対コスト削減のために私の好みを利用してます。
というか別に高いアーモンドチョコがないわけじゃない。いくらでも売ってます。
なぜ明治とロッテにこだわるのか?ただたんに安いからだろ〜てめぇ。
今年はそれについて要望を出しました。と言ってもかわいいものです。「アーモンドチョコそろそろ飽きたなぁ」って。
すると食い気味に「はぁ?それに文句を言うなら今年は無しね!!」ってキレました。私は慌てました。なぜなら仕事を辞めた以上チョコをもらえるのは妻から以外ありえないから。バレンタインデーにチョコ0個はマズい。これは男のプライドの問題なんです。
私「いや、アーモンドチョコ以外にも選択肢はあると思うんですよ。」
妻「君はアーモンドチョコが好きなんでしょ?」
私「好きだけど毎年そればっかりならやっぱり飽きるというか…」
妻「じゃあ君はチロルチョコね」
私「いや待ってくれ!それだけは、それだけは止めてくれ!!」
私はバレンタインデーとチロルチョコの組み合わせには苦い思い出があるんです。
そう、あれは私が中2のときのことです。当時好きだった女の子がわざわざ家までチョコを持ってきてくれるという大事件が起きたのです。私はあまりのうれしさに天にも昇るような気持ちでした。ですがそこは思春期、受け取るときは照れまくりで「お、おう。ありがとう。」みたいなそっけないものでしたが。
さすがに包みを目の前で開けるのは憚られるので、その子が帰ってから私はドキドキしながら自室で包みを開けました。すると入っていたものは『ちょこっと気持ち』…義理すぎるほどの義理チョコでした。つまり彼女的には「お前があたしのこと好きなのは知ってるけどあたしは好きじゃないから。迷惑なんだよ!!」という想いをチョコに乗せてぼくへと運んで来てくれたわけです。
知ってます?『ちょこっと気持ち』ってコーヒー味なんですよ。ちょっと苦いんですよ。失恋の味ですよ。
それ以来バレンタインデーとチロルチョコとの組み合わせには拒否反応を示すようになってしまいましたが幸いにもコーヒーは嫌いになりませんでした。
というわけで私はチロルチョコだけは止めてくれ!とこのエピソードを交えて熱弁を揮いました。そのかいあってチロルチョコは止めてくれそうな気配ですが、どうも私のチョコはこのままだと無くなりそうです。
どうしよ…10年ぶりのチョコ0個や(´・ω・`)
ところで長男のケータに渡すのは分かるのですが、なぜか長女のフミにも渡すそうです。『友チョコ』とかのたまってましたが、それで私にはなぜ渡さない?!くそっ!
離婚…はしたくないから家庭内別居してやる!!
ちなみに私はこの10年間1度もホワイトデーにお返ししてません。あれっ?これ根本的に私が悪いんじゃね?今年はもらえてももらえなくても花(タンポポ)くらいは渡してやるとしますか(・∀・)
今週のお題「バレンタインデー」