飲酒により脳の働きが悪くなる ~酔っ払うとつい方言が出てしまう~

酔っ払うと脳の働きが低下していると感じたことはないでしょうか。

お酒を飲んでいるとちょっとした計算でも面倒に感じたり、考えることそのものを諦めてしまうということもしばしばあります。

また、普段の生活では出身地の方言を使わなくなっているのに酔っ払うと地元の訛り(なまり)がつい出て喋っていたという経験はないでしょうか。

こんなとき、意識して人との対応をとりなしてみても、訛りを隠そうとしてみてもなかなかうまくいかないものです。

これは、アルコールを摂取しているときだけでなく、体調を崩しているときや疲れているときにも同じ現象が起こるというのです。

 

機能が低下した脳は楽な作業を選ぶ

-shared-img-thumb-PAK75_kanpaishiyouyo_TP_Vアルコールと訛りの関係についてクリーヴランド州立大学で音声認識学を研究しているエミー・シャー博士の研究によると、出身地の訛りは、脳に染みついているものなので、脳にとっては楽な作業と判断されます。

しかし、慣れ親しんだ訛りを出さずに話す行為は、自分では気づいていなくても実は脳にとって多大な労力を必要とする作業で、自分が意識していなくても出身地の訛りなしで話しているときは脳がフル回転で機能しているということです。

脳が活発に機能しているときにアルコールを摂取すると、さらに脳に負担がかかることとなり、脳の働きが鈍ります。

さらに、先ほどの計算の話のようについつい小難しいことを避けてしまうというように脳は楽な作業を選ぼうとするのです。

結果、飲酒時の脳は、より楽にこなせる話し方を選ぶため、慣れ親しんだ訛りが出てくるというわけです。

 

訛りの度合いはアルコール摂取量に比例する

bsPAK93_atamawokakimushiru20140322酔っ払ったときにどの程度の訛りがでるかは、アルコールの摂取量によって比例するともいわれています。

つまり、お酒を飲めば飲むほど酔っ払って脳に負担がかかり、最初はわずかに訛っていただけだったはずが、アルコール摂取量が増えれば増えるほど完全に地元の方言で喋るようになるというような結果もでているといいます。

「飲酒は羞恥心を鈍らせる魔物」という記事でも紹介したように飲酒により羞恥心が鈍り、さらにアルコールの摂取量が進むにつれて脳が楽な作業を選ぶことから、人前で屁をするというような自宅で普段から行っている醜態を多くの人前でさらけ出してしまう危険性もあるかもしれません。

 

体調が悪いとき疲れているとき

-shared-img-thumb-PAK57_konoatodoushiyoukanato_TP_Vまた、この訛りの現象は酔ったときだけでなく、体調が悪いときや疲れているときにも同様に起こるそうで、体力が低下しているときにも脳は楽な作業を選ぼうとするために訛りが出やすくなるのだそうです。

 

まとめ

この結果は、訛りだけでなく、自分の癖などにも当てはまるとしたら気をつけなくてはなりませんね。

脳が楽な作業を選ぶということは、自宅でだらしない自分を酔ったときに知らず知らずにさらけ出しているなんてことも考えられるのかもしれません。

あかん店長
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