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日付なしの死亡診断書用意 医師法違反容疑で書類送検2月5日 13時15分
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三重県名張市の特別養護老人ホームの嘱託の医師が、日付を入れていない死亡診断書をあらかじめ作って施設側に渡し、死亡確認をせずに遺族に交付したとして、警察はこの医師など3人を医師法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは名張市の特別養護老人ホーム「名張もみじ山荘」に嘱託で勤務する田中成典医師(73)と、施設の職員で36歳と48歳の看護師2人の合わせて3人です。
警察によりますと、3人は去年、入居していた90代の女性と80代の男性が亡くなった際、死亡確認をせずに死亡診断書を交付したなどとして、医師法違反の疑いがもたれています。日付を入れていない死亡診断書を、医師があらかじめ作って施設側に渡し、亡くなったあとに看護師が日付を記入していたということです。去年11月に三重県が刑事告発したのを受けて警察が捜査していました。
調べに対し、医師は「夜間に往診をしたくなかったし、遺族に早く遺体を引き渡してあげたかった」と、容疑を認める供述をしているということです。警察によりますと、5年前の施設の開設以降、書類送検された分を含めて合わせて19人の死亡診断書について同じような不正が確認されたということです。
警察によりますと、3人は去年、入居していた90代の女性と80代の男性が亡くなった際、死亡確認をせずに死亡診断書を交付したなどとして、医師法違反の疑いがもたれています。日付を入れていない死亡診断書を、医師があらかじめ作って施設側に渡し、亡くなったあとに看護師が日付を記入していたということです。去年11月に三重県が刑事告発したのを受けて警察が捜査していました。
調べに対し、医師は「夜間に往診をしたくなかったし、遺族に早く遺体を引き渡してあげたかった」と、容疑を認める供述をしているということです。警察によりますと、5年前の施設の開設以降、書類送検された分を含めて合わせて19人の死亡診断書について同じような不正が確認されたということです。