米国では2月3日、複数のソーシャルメディアプラットフォームで「ジカウイルス」がトレンドワード入りした。旅行の予定について心配するユーザーも大勢いたようだ。
3日昼すぎには、Facebookでジカウイルスを話題にするユーザーが10万人に達した。またソーシャル分析会社Zoomphによれば、Twitterではジカウイルスに関するツイートが毎分50件ほど流れ、スペイン語で「健康」を意味する#saludや世界保健機関(WHO)を表す#whoといったハッシュタグが上位に並んだという。
ジカウイルスは蚊を媒介して感染し、ブラジルでは深刻な先天異常の急増との関連が指摘されている。南北アメリカでのジカウイルスの急拡大を受け、WHOは1日、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。
Googleによれば、本稿執筆の直前48時間でジカウイルスに関する検索数が最も多かったのは、米テキサス州のガーランド、ダラス、グレープバインだった。今回のジカ熱大流行では、テキサス州で2日、知られる限りでは米国初となる人から人への感染例が報告されている。
さらにGoogleによれば、3日にジカ熱についての検索が最も多かった国はベネズエラとメキシコとドミニカ共和国だという。10代〜20代の若者に人気のロケーションベースのモバイルアプリYik Yakでも、ジカ熱がトレンド入りしている。
Twitterでは、ジカウイルスのせいで春休みの旅行の予定が狂ってしまったという不満のコメントが目立った。
ウェイン州立大学の留学オフィス(@StudyAbroad_WSU)は学生に対し、米疾病対策センター(CDC)の渡航警戒情報に注意するようTwitterで呼び掛けている。
またTwitterユーザーのアリアナ・ゴメスさん(@arianachantelg)は「ジカ熱のせいで春休みにプエルトリコに行く計画がダメになりそう。もうやってられない」とつぶやき、ベッカBさん(@beccabyrd_isfly)は「春休みの旅行のプランがジカウイルスでめちゃめちゃ」とツイートしている。
テキサス州で性的接触によるジカ熱感染例が報告されたこともしっかり話題となり、プロクター・パイレックスさん(@GoldLabel__)は「これからは皆、交際前にパスポートをチェックするようになるかもね」とツイートしている。
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