今週のお題「バレンタインデー」
お菓子ブロガーの端くれとして、このお題には乗っておきましょう。
1970年代後半、それはある意味大事件でした。
東北の片田舎にさえも流れてきた、センセーション。
だって、片想いの男の子に告白してもいい日があるなんて。
その告白の小道具として、チョコレートが必須だなんて。
学校帰りに寄り道していたファンシー雑貨のお店にも、それまで見たこともないような可愛いパッケージ入りチョコレートが並びました。
中1の私達は、赤いほっぺをますます赤くして、チョコレートを眺めたのです。
私も、お小遣いで買える小さな詰め合わせを選びました。
そして、その頃追っかけていたバスケ部3年生の下駄箱に忍ばせました。
誰も見ていないか、辺りを見回しながら。
友人達もそれぞれ片想いの先輩の下駄箱に入れたり、女の先輩に託したり。
自分で渡す勇気は、ありません。
男の子達も、誰からのチョコか解らないままです。
とにかく1日中お祭り騒ぎで、誰が誰にあげたとか貰ったとかわーわー騒ぎ、授業どころではありませんでした。
中3の時、片想いだった男子が転校してしまいました。
私はまたあの雑貨屋に、チョコレートを買いに行きました。
郵送中に壊れないよう、シンプルな板チョコにしました。
輸入物の、オシャレな包装紙のチョコです。
その男子は、チョコレートをとても喜んでくれました。
自分にも同じものを買っていたので、しばらくして私も食べてみたら…
美味しくない…
保存状態が良くなかったのか、ザラザラした舌触りになっていました。
外国製のチョコって、こんなものなの?
やたら甘いし、これなら不◯家のピーナッツチョコやロッ◯の方がよっぽど…
彼が食べた時には、もう少しましな状態だったならいいのですが確認もできず、そのまま文通も終わってしまったという、ほろ苦い思い出です。
高校の時には、好きな人もいなくて
専ら友人のチョコの運び屋でした。
2年でも3年でも躊躇なく教室に乗り込んで、指定の場所に呼びつけました。
後で、女子の先輩に締められましたが…
その時に屋上で出来たカップルは結婚し、もう孫までいるのです。
…歳とったな〜
その後、義理チョコ、友チョコ、自分チョコとバレンタインデーも変化していきましたよね。
菓子業界の戦略とは解っていても、それに乗って楽しみたい私です。
輸入板チョコのトラウマで、チョコレートは国産が美味しいと思い続けてきました。
あらためて食べてみると、海外ブランドのも確かに美味しい。
でも、高級ですよね。3粒で千円超えとか…
あの金額を払うなら、ケーキ屋巡りに精を出すかな。
そんな私の推しチョコはこちら。
本命チョコ
- ジャンル:チョコレート
- 住所: 新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店 B1F
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- (写真提供:zenny)
猫の箱のやつです。
メッチャ美味しい。
- ジャンル:カフェ
- 住所: 渋谷区富ケ谷1-14-9 グリーンコアL渋谷 1F
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- (写真提供:ののちゃん♪)
いろんな動物のラベルが可愛い。
味も絶対に美味しいはず。
今でも混んでいるから教えたくないな…
バレンタインデーが過ぎたら、アップします。