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自衛隊 PAC3部隊を7日までに配備へ
2月5日 15時54分

自衛隊は北朝鮮が発射を予告した事実上の弾道ミサイルの飛行コースに近い沖縄県に迎撃ミサイル=PAC3の部隊を相次いで派遣し、予告期間が始まる前の日の7日までに先島諸島の石垣島と宮古島への配備を終えることにしています。
北朝鮮が予告した内容から、事実上の弾道ミサイルは沖縄県の先島諸島付近の上空を飛行する可能性があるとみられています。このため自衛隊は4日、広島県の海上自衛隊呉基地で、輸送艦「おおすみ」と「くにさき」に航空自衛隊の迎撃ミサイル、PAC3の発射機や大型車両などを積み込み、沖縄県に向けて出港させました。
4日に出発したPAC3の部隊は、飛行コースに近い先島諸島の石垣島と宮古島にそれぞれ展開し、万が一ミサイルの一部が落下するおそれがある場合に備えることになっていて、予告期間が始まる前の日の7日までに配備を終えることにしています。
自衛隊はPAC3に加え、高性能レーダーで弾道ミサイルを追尾することができる海上自衛隊のイージス艦合わせて3隻を東シナ海と日本海に配置し、発射に備えることにしています。

米軍基地からはミサイル追跡艦が出港

一方、長崎県にあるアメリカ軍佐世保基地からは5日、ミサイル追跡艦が出港しました。

佐世保基地を出港したのはアメリカ海軍のミサイル追跡艦「ハワード・O・ローレンツェン」、1万2642トンです。3日から佐世保基地に停泊していましたが、5日午前11時すぎ、ゆっくりと岸壁を離れ、出港が確認されました。この艦船は複数の大型レーダーでミサイルを追跡する能力を備えていて、北朝鮮の動きに対応して出港したものとみられます。
北朝鮮は国際機関に対し今月8日から25日までの間に人工衛星を打ち上げるとして、事実上の弾道ミサイルを発射すると予告していて、佐世保港には4日、高性能レーダーで弾道ミサイルを追尾することができる海上自衛隊のイージス艦「きりしま」と「ちょうかい」の2隻が姿を見せるなど、艦船の動きが活発になっています。

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