妊娠・育児中の女性にとって、引越しをするというのは想像以上に大変です。ただでさえやることが山のようにある引越しですが、妊娠・育児中ともなれば更に子供のこともしっかり考えなければなりません。
引越しプランや病院探し、自分の体調、引越し時の子どものお世話など、普段の引越しとは違い注意点が多いので、事前にどのような問題があるのか知っておくとスムーズに動けます。
小さなお子さんがいる場合の一時預かり保育などについても、知っておくと引越しの時以外でも役に立ちますよ。
お腹が大きい妊娠中か、新生児を抱えた出産後か、どのタイミングで引越しをすれば良いのでしょうか。
引越し時期にある程度自由がきくなら、メリット・デメリットを考えたうえで自分の都合に合ったほうを選ぶのがおすすめです。
<メリット>
〇荷造りや手続きが身軽に行える
〇出産後、落ち着いて育児に専念できる
〇育児用品など荷物が少ない分、引越し費用も節約できる
<デメリット>
×作業中に急な体調の変化が起こる可能性もある
×妊婦健診を受ける病院を新たに探さなくてはならない
妊娠中に実際に引越しをした人の、こんな例もあります。
『妊娠中に500㎞以上の長距離引越しを経験しました。妊娠中の引越しは安定期に入ってからが大原則ですが、妊娠後期だからと言って安心してはいけませんね。安定期だからと張り切って一人で荷造りし、重い荷物もどんどん運んでいた私は微量出血して、一週間以上にわたり張り止め服用&安静を言い渡されてしまいました。』
このようなことも当然起こり得るので、できれば妊娠中の荷造りはおまかせパックなど引越し業者がある程度荷造り・荷解きしてくれるサービスを選んだほうが安心です。
どうしても自分たちでやる場合は、軽いものを妊婦さんが、重いものは旦那さんが担当するようにしましょう。
また近年産婦人科が減少しているので、新しい病院探しも大切です。新居付近で出産も可能な病院を探さなければなりませんが「転院は妊娠○○週まで」という制限を設けている病院も多いので、事前にしっかり調べておきましょう。引越してから受診したら断られたという事態になっては大変です。ちなみに妊婦一般健康診査受診票は、市外・県外への引越しにより使用できなくなる場合があるので、要問合せです。
<メリット>
〇出産直後も慣れた環境で育児生活をスタートできる
〇デリケートな妊娠中の体を休ませられる
〇かかりつけの病院や医師が近くにいるので安心
<デメリット>
×新生児を長時間移動させられない
×出産した所と違う病院で新生児健診を受けるのは不安
×環境が変わると、新生児の夜泣きが激しくなることがある
育児というのは想像以上に過酷な毎日です。夜もまともに眠れないママにとって、引越し準備など正直やっていられません。
できるだけ「ラクをする」ことを第一に考え、おまかせパックの利用はもちろん手続き関係も旦那さんにやってもらうのが賢明です。
育児担当はママ、引越し担当はパパときっちり分け、お互いを思いやって自分の役割を果たせたらベストですね。
妊娠中や出産後間もない時期の引越しなら、作業中に赤ちゃんに困らされることはほとんどありません。ところが、これが騒ぎたい盛りの小さな子供になるともう大変。バタバタしている引越し作業中に走り回ったりぐずったりされると、本当に困りますよね。
近所に預かってくれる親、親戚や知人がいない場合は、一体どうすれば良いのでしょう。
こんな時に利用したいのが、一時預かりをしてくれる施設です。事前に事情を説明して利用申請書を提出すれば、普段通っていなくても多くの保育園や施設で一時預かりをしてくれます。
<必要なもの>
・健康保険証
・乳幼児医療証
・お子さんと送迎者の写真
ここでなぜ写真が必要なのか、一瞬疑問に思いませんでしたか?これは連れ去りなどの事件を防ぐために必要となります。最近小さな子どもが被害者になる物騒な事件が多いので、お子さんと送迎者の写真は必ず持っていきましょう。
預かる方も人間です。たった1日、数時間預ける子ども、ママパパのことを全て覚えるのはハッキリ言って難しいと思います。トラブルが起きないように未然に対処ができるのもママパパだけですよ。
気になる利用料金は地域にもよりますが1時間¥500~や、1日¥3,000という料金設定が多いようです。こうしてお子さんを預けることができれば、作業も集中できて非常に助かりますね。
距離や引越しプランによっては、最後の荷解きの時まで預かっていて欲しい場合もあると思います。そういった場合もちろん長時間の預かりもしてくれます。
朝は9時から受け入れてくれ、最長で18時~19時くらいまで、
その中で8時間程度の預かりが可能です。
大体9~17時までが基本保育時間になるので、それ以降の時間帯の保育料金は若干割増しになることが多いです。
もし近所に保育園が無い場合は、市の福祉課などに相談すると割安な価格で子育て支援のベビーシッターなどの紹介もしてもらえます。
引越しの際に1番重要なのはやはり、ママとお腹の赤ちゃんのことです。これには旦那さんの協力が不可欠です。
率先して妊娠・出産に伴うメリット・デメリットを調べ、自分ができることをやりママの負担を減らしましょう。
また特に遠方への引越しの場合、どの病院が評判がいいのか?育児の悩みを相談できる友人はできるだろうか?と心配する人も多いでしょう。とは言え実際見て回ることなどできないので、こういう時はインターネットでママさんたちが集まる掲示板の口コミや交流サイトを活用しましょう。その地域に住んでいるママ達の生の声を聞き、相談することで本当に信頼できる病院を探すことができますよ。
子育てイベント情報などもよく載っているので、見知らぬ引越し先に不安を持っている人はこういったサイトを活用してみるのもおすすめです。
このように妊娠・出産に伴う引越しには様々なポイントがあります。ママも赤ちゃんもストレスなく無事に終えられるように、事前にしっかり知識を得ておきましょう。
出産や引越しを終えてほっとするのも束の間、親戚や親しい友人たちにそれをお知らせしなければなりません。
この時ハガキを出すタイミングに注意しましょう。もし出産と引越しを数ヶ月など短い期間に行ったなら、報告ハガキは1枚でまとめて出しても大丈夫です。
文面としては「この度我が家に新しい家族が加わりました。長女の○○と申します。今後とも、家族ともどもよろしくお願い致します。また、〇月に以下の住所に転居致しました。」が典型的です。
年末に近い場合は年賀状でさらにまとめても大丈夫です。引越しと出産が半年以上開いている場合には、それぞれ出すのがマナーになります。
いずれの場合も出産や引越しを終えて1ヶ月以内にハガキを出すのが理想ですが、遅くとも3ヶ月~半年以内には出すようにしましょう。
またハガキそのものに決まった形式はありません。普通の白いハガキに一筆でも構いませんし、赤ちゃんの写真やイラストをプリントしたオリジナルのものを作成する人も多くいます。
報告ハガキを何枚も書くのは大変ですが、最近は可愛いハガキも多いので選ぶことから楽しみに変えてみてください。
当サイトの管理人のヒロです。
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