今回は完全にR15指定なので苦手な方はお引き取りください。
包茎はイメージが悪い。臭いし、不潔だし、短小だし、早漏だし。男性がダサいと認識しているだけでなく、女性からも非常に嫌われる身体的特徴。それが包茎だ。
しかし、欧米では何と「皮を切ったり、剥いたりするより、自然(包茎)なままの方が良い」とされる認識が広まっている。というか既に30年から研究がされてきたらしい。
先日、シンガポールのカッページプラザという、エッチな日本人駐在員のためのお店が沢山あるエリアで、友達とワイン飲んでいた。マレー系との婚姻の話題にシフトして、自身がズル剥けであると宣言した直後に「最新のメディカルレポートの結果では自然なまま(包茎)の方が良いとされてるのよ」とシンガポール人の友人に言われて、この事実を知る結果となった。目からうろこだった。
包茎とは何ぞや
男性なら知っている人がほとんどだと思うけど、まず包茎とは何なのかということを確認しておきたい。包茎とは「ちん〇の皮が先っぽまで覆われている状態のちん〇」を意味する。覆われ方によって、以下の3種類に分けられる。
仮性包茎
先っぽの一部が包皮に覆われている状態で勃起時には難なく先っぽを露出できるタイプの包茎。日本人男性の7割はこれに該当するらしい。
真性包茎
包皮が狭すぎて、いかなる時も先っぽを露出できない包茎。日本では真性包茎は深刻と考えられていて本気で包茎手術を考える人も多いのだとか。
嵌頓包茎
読み方は嵌頓(かんとん)包茎。決して広東包茎ではない。包皮が狭いため、とくに勃起時に先っぽを圧迫してしまうタイプの包茎。軽度は日常生活に支障はきたさないが、重度は先っぽが締め付けられて死滅してしまうこともあるのだとか(怖いね)。
これらのちん〇の皮を切ってしまおうというのが包茎手術(割札)なわけだが、よほど深刻な嵌頓包茎で、先っぽが圧迫されるような状態でもない限り、包茎手術(割礼)は必要ないらしい。
男性器だけ手を加えるのはおかしい
男性器の先っぽのように皮で覆われている器官として挙げられるのに、女性器の先っぽ(いわゆるクリなんとか)と眼がある。よくよく考えてみれば女性器の先っぽも眼も、使用しない時は常に皮で覆われているのに、なんで男性器だけ常に先っぽを露出するのが「普通」とされているのか。男性器の先っぽにせよ、女性器の包皮にせと、眼球にせよ、それぞれの器官が包皮で覆われてるのには意味があるはずだ。例えば男性器の包茎手術のように、眼球を覆う瞼を切除してしまったとしたらどうなるか。瞼を閉じれなくて目が干からびてぷぎゃー。想像するだけでも恐ろしい。
包皮を切るのは良くないという考えが現代の主流?
ちらりと英語でネット検索してみたところ、出るわ出るわ。アンチ包茎手術(割礼)主義派の意見が。包茎手術(割礼)済みの子どもは、包茎の子どもに比べ、無気力、衝動的、攻撃的だとか。包皮がない感度が弱くなり、セックス中には男性だけではなく相手の女性への満足度も下げるだとか。以前は包皮切除はHIVの感染を防ぐと考えられていたけど、現代では包皮はHIVの感染から守ってくれると考えられているとか。包皮の切除によって性感帯の半分がなくなってしまうとか。包皮は、先っぽの湿度や温度を保つために必要不可欠だとか。
最も想像しやすい包茎手術デメリットとしても、手術費用の高さや、術後のケアの大変さや、手術のリスクなどが挙げられるだろう。中国では包茎手術失敗で局部を切除、病院に恨みを募らせ「地下鉄爆破予告」をした男性もいるらしい。局部の切除なんて男性にとっては「死」よりもつらい場合もあるだろう。
参考
・Intact or Circumcised: A Significant Difference in the Adult Penis
・Medical Studies on Circumcision
・Why is circumcision harmful? - Intaction
・手術失敗でやむなく局部切除、病院に恨み募らせ「地下鉄爆破」予告
包茎手術はもともと高須クリニックのビジネスとしてはじまった?
少し信憑性は薄いかもしれないけど、包茎手術はドイツ留学してユダヤ人の割礼を見た高須クリニックの院長がビジネスの始めたとの情報も。
本来は存在しないコンプレックスを人為的に生み出し、甘い汁を吸っていたというわけだ。日本人男子の多くが自分のペニスに自信をもてずにいるとすれば、責任はこの人物にあることになる。つまりは「包茎コンプレックス」には何ら根拠がないのだ。
既に泌尿科医の先生が「切ってはいけません」という出版していた
日本ではネット上では包茎にマイナスイメージな内容ばかりだったけど、なんと10年以上も前に「切ってはいけません」という本を出している人がいました。
泌尿科界の最先端を進んでいる石川先生。ペニスに関する英語サイトをあさっていたら、ペニスの包皮を再生しようとする体験を綴ったページにたどりついたそうです。こんな風に結論を述べておられます。
30年の論争でもたらされた新事実のなかでも最も衝撃的だったのは、包皮がじつは鋭敏な感覚器官だったという解剖学的発見だろう。手術でこの部分を切りとることは、男性の性行動を変えてしまう可能性があり、じっさいにそれを裏づけるような調査結果も発表されている。この発見ののち、欧米では包皮擁護の論調がいっそう強くなり、各国の医師会はあいついで新生児の包皮切除に反対する声明文を発表するにいたっている。「切ってはいけません!」は、いまや世界のお医者さんたちの総意なのである。
石川英二『切ってはいけません!―日本人が知らない包茎の真実―』
心当たりがある
男性であればたいていそうなのかもしれないけど。自分がマスターベーションを覚えた子供時代は包茎だったんです。そういえば当時の、先っぽと包皮の摩擦から作り出される快感は、天にも昇る心地だったような気がします(笑)包皮が実は鋭敏な感覚器官だったとかとてつもなく頷けますね。
だからと言って一部の欧米人男性のように包皮を伸ばすようなことは、自分はしないですが。仮に結婚できて、子供ができて、男の子が生まれて、いざ「切っちゃうか」となったとき上記の情報は大いに参考にできると思いました。