2016年2月5日11時06分
シャープの買収を検討している台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘会長が5日、大阪市内のシャープ本社を訪れて詰めの協議を始めた。鴻海関係者によると、郭会長は「(契約に)サインしてくる」と話して台湾を4日に出発しており、合意への意欲を示しているという。
シャープ関係者によると、郭会長は本社を訪れた際に「雇用は守る。さらに100年続く会社にしていきたい」などと話していたという。郭会長は5日午後、鴻海が考えているシャープ支援のあり方を説明する考えだ。
シャープは、政府系ファンドの産業革新機構と鴻海との間で経営再建のあり方を交渉してきた。シャープの高橋興三社長は4日の記者会見で、鴻海から受けている支援の提案について、「最も人を割いて分析している」と述べ、優先的に交渉することを認めた。
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