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独身の人に医療保険は必要なの?

独身の場合、「保険」と言われてもピンとこないという人も多いのではないでしょうか。
一般的に、家庭を持っている場合に保険に入るというイメージがついているからなのですが、あとあと後悔のないように、独身の場合でも保険に加入すべきかは一度考えておきましょう。
独身の人は、はじめに「医療保険」を考えることがおすすめです。
その理由をこれからお話しますね。

 もくじ


独身のうちは、高額な死亡保障は不要!

医療保険の必要性についてお話しする前に、まず死亡保障について考えてみましょう。

死亡保障というのは、被保険者(保険に加入した人)が死亡した場合に保険金が受け取れるようになっているものです。一般に、一定期間のみ保障される定期保険一生涯保障される終身保険に分かれます。

では、独身の場合に死亡保障が必要かというと、高額なものは必要ありません。
というのも、高額の死亡保障を用意しておく必要があるのは、あなたの収入で生活を支える家族がいる場合です。まだ独身であるならば、あなたが死んでしまった時の葬儀費用をまかなうことができる分だけの保障があれば充分でしょう。

なので、定期保険や終身保険に加入するとしても、最大200万円程度の保障が受けられるものであればいいでしょう。
しかし、死亡保障のためだけに保険に加入するよりも、先に加入すべきは医療保険です。
なぜなのでしょうか??

医療保険がどうして必要なのか?

医療保険とは、不慮の事故やケガなどで入院することになってしまった場合に保障が受けられるものです。

若くして死亡する可能性はかなり低いです。しかも、家族のために財産を残す必要もないので、独身のうちは死亡保障はほとんど必要ありません。

一方、入院するほどの病気も、若いうちはあまりかからないでしょう。けれども、医療保険は加入を考えるべきなのです。その理由は次の3つ。

①若いうちは預貯金が少ないから

入院する可能性が低いとはいえ、実際に入院すると、いろいろと出費がかさみます。
健康保険はもちろん使えますが、差額ベッド代や日用品などは自己負担です。
>>医療保険選びのポイントになる「入院時にかかる差額ベッド代」とは?
若いうちは預貯金がまだあまり多くないので、医療保険に加入していれば、これらの費用をまかなうことができます。

②収入保障の特約がつけられることもあるから

入院すると、仕事を休むことになってしまいます。有給休暇を使いきった後は、収入がなくなってしまいます。独身の場合は、共働きで生活費はなんとかなるということもありません。
その一方で、入院費用はかかりつづけてしまいます。こういった場合に備えて、医療保険の中には、入院中の収入を保障する特約がつけられるものもあります。

ただ、収入保障特約がつけられるかどうかや、収入保障を受けるための条件などについては、加入する前にしっかりと確認しておきましょう。

③運動でのケガも保障されるから

独身で若いうちは、家族サービスもないので、休日に友人とスポーツをする機会も多くなるでしょう。その運動中に骨折をして入院することになってしまったなどという場合、医療保険に加入していれば保障が受けられます。

これらの理由があるので、死亡保障よりも優先して医療保険の加入を検討するべきなのです。

どれくらいの給付がもらえる医療保険にすればいいのか?

医療保険に加入する場合には、入院したときにいくらの給付金がもらえるようにするかを考える必要があります。入院給付金は、5,000円~10,000円程度が一般的なのですが、独身で若い場合には少なめの金額でいいでしょう。

健康保険には、「高額療養費」という制度があります。これは、1か月の間にかかった医療費が収入額に応じた一定額を超えると、申請すれば自己負担した医療費が還付されるというものです。


年収が約370万円までなら自己負担限度額は57,600円
年収が約770万円までなら自己負担限度額は8万円強になります。
一か月の医療費総額がたとえ100万円だったとしても、自己負担限度額を超えた分に関しては高額療養費が支給されるのです。

若いうちは収入がまだ多くないので、高額療養費が適用される自己負担上限額も低くなっています。つまり、収入が多い人よりも手厚い保障が受けられるようになっているのです。それならば、わざわざ高額の保障が受けられるようにしておく必要はありませんね。

ただし、個室などでの入院を希望した場合にかかる差額ベッド代は、高額療養費の対象とはなりません。「絶対に、1人部屋でないと嫌だ」と考えている人は、その分に備えておける程度の給付が受けられるようにしておいた方がいいかもしれません。

貯蓄型の医療保険は生活に余裕ができてから

医療保険は一般的に、入院などがなければ保険料が返ってこない「掛け捨て型」ですが、高齢になってからまとまったお金を受け取ることができる「貯蓄型」のものもあります。ですが、まだ若い独身の方であれば、貯蓄型の医療保険に入るのは見送った方がいいでしょう。

将来家庭を持つようになると、いろいろと出費が増えてきます。子供ができると、その教育費だけでもかなりの金額です。そうなると、医療保険よりも、死亡保障が受けられる保険に見直した方がよくなってきます。
そのときに、貯蓄型の医療保険に加入している場合、保険を解約しようとすると支払った保険料に対してほんの少しだけしか解約返戻金(医療保険での貯蓄にあたる部分のお金)が返ってきません。そうなると、掛け捨ての医療保険よりもずっと高い医療保険に加入していたことになってしまいます。
いずれ家庭を持つ可能性があるなら、独身時代に加入する医療保険は「掛け捨て型」にしておきましょう。

また、医療保険に加入してもまだ余裕があり、他の保険にも入っておきたいという場合は、ガン保険や個人年金保険などがおすすめです。
若いうちにかかるガンは進行が早いため、いろいろな処置が必要になるかもしれません。普通の医療保険ではまかないきれない部分を補うことができるでしょう。
個人年金保険は、将来に備えて保険という形で貯蓄する方法です。保険料を積み立てて、将来、年金として受け取ります。生活に充分な余裕があるのであれば、個人年金保険に加入することで、老後の準備をすることができます。

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