考えてみれば「ベッキー枠」というものは、他のタレントでも代役が利くものばかりだったりします。それくらい、ベッキーちゃん本人の人望と周囲からの推薦で獲得してきた枠と言えるのですが、逆に、若手の…こじるりちゃんでも菊地亜美ちゃんでも、十分に対応できる枠だったりすることも事実なのです。
これを芸能界の各事務所が狙わないわけはないんです。
テレビ各局のキャスターたちも、コメンテーターたちも、そもそもいろんな事務所に所属しているものです。それらの思惑も働きます。多くの事務所にとって…
「ベッキー枠」は「喉から手が出るほど欲しい枠」
だったりします。つまり、ベッキーちゃんの一連の報道って…ベッキーちゃんが叩かれる方向に向かうようになっていたんです。
そもそもの情報発信が「ベッキー憎し」で怒り心頭の奥さんマター。
そして、それに対して発信する側のテレビのキャスターも全部、本音は「ベッキー枠が欲しい事務所」の意向にそいます。
ネットは拡散するって言っても、実はテレビコメンテーターがこういった、とかスポーツ紙がこう書いた、とかそのまま上げてるだけ。そのテレビコメンテーターも全部、本音はベッキー枠が欲しい事務所所属。
ね?
前回、言ったでしょ?
あまりにもベッキーさんばかり叩かれてるっていう違和感、ないですか?って。
この騒動なんて、ベッキーちゃん自身も、ゲス谷君も、もちろん、ライン画面やプライバシーを流しまくったと推察される奥さんも…「3人とも悪い」部分があるんです。
特に、ラインの流出って…本来は絶対にやっちゃいけないことであって
■西武が法令順守研修 SNSに注意「ベッキーのこともある」(スポニチ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160202-00000113-spnannex-base
こんな研修、本来は必要ないはずなんです。明確にプライバシーの範疇なんだから。でも、個人のメールのやり取りまで恐怖の対象になる時代みたいになっちゃってる。これは間違っています。ライン画面の流出は絶対にやり過ぎだ。ここは私は譲る気はない。
ま、そんな感じで、フェーズゼロの部分から「ベッキー叩き」をしたい意図があるうえに、フェーズ2や3(情報拡散)の部分でもベッキーを叩こうという積極的な意思があるために、一般の視聴者から見ると、何が何だかわからないところまでベッキーちゃんだけが叩かれる事態に発展しました。
そして、この「流れ」を受けて「叩きのめしている日本人たち」が大変な問題なのです。
【ベッキー叩きをしている日本人は「戦争をするタイプの人間」なのです】
完全に世の中の流れが出来上がり始めた段階で、単純に「それに乗っかって大騒ぎするのが楽しいだけのバカ」という日本人が一定数存在します。
今までは、全く社会的にも認められておらず、根暗で、気弱で、自分の意思も持たず、ただ流されて…。陰険で卑怯で、トイレの壁に落書きをするだけが唯一のストレス発散方法だったバカ集団ってのが…必ずみなさんの周囲にも少数ですがいるのですが、実生活では全く目立ちません。ただの社会不適合者たちだから。
が、そんな連中の意見が、ネット上ではあたかも
「一人の論者の意見」
に見える、というのがネット社会の特徴だったりするんです。
そんな連中は、とにかく自信がなくて気弱なので、「周囲の大きな流れにただ同調したい」という意思があります。逆らうのが怖いんですね。自分がないし自信もないから。
そういう連中にとって、昨日の長谷川のコラムは、
「自分を否定された」
かのような錯覚に陥るのです。(あえてそう書いただけですけどね)
落ち着いてよく考えてみましょう。私はただの一人のアナウンサーです。でも、大阪で「クギズケ!」という人気番組を担当している以上、適当な発言は出来ません。なので放送を見ている人は当然知っているでしょうが、私がベッキー騒動の担当になっている以上…最低レベル以上の取材は当然やっています。
と、言うか私がここまで書く以上、かなりの取材を終えたあとだ、と考えるのは当たり前の価値観です。
でも、それが分からないんです。その連中って。一言、社会になじめていない連中だから。
普通の常識がないので、自分を否定された感じになって、必死になって叩きのめそうとするんです。ネットを見てください。必死になって私を叩こうとしているサイトなどがありますね?これ、みんな…「大きな流れ」が出来たと見るや、それに
「そうだ、そうだ~~~~!」
と同調している自分に安心したいだけの連中なのです。要は、戦時中に
「日本って…アメリカに勝てるのかなぁ…」
って言った奴を見つけては、
「この非国民がぁぁぁぁぁ!」
って怒鳴ってたバカとおんなじ連中と思ってください。
「日本は勝てるのか」というのはただの「疑問」です。なので、それに対する回答は「論理的」に「説明」でなければいけないのです。
私の昨日のコラムは「法的な見解」として「私個人の見方」を書いています。これに対する対応としては
「長谷川はこう書いているけれど、自分はこう思う」
という「論」でなければいけないはずでしょ?違うんです。彼らは「攻撃」してるでしょ?
怖いんです。自信がないから。
焦ってるんです。自分が否定されそうだから。
そういう連中は「テレビにベッキーが出ている」と言うだけで、それを攻撃することで、自分を安心させたいんですよね。だって、せっかく今「大きな流れ(ベッキー下ろし)」にのろうとしているのに、テレビが言うことを聞かないから。
なのでこう言うことになります。
■ベッキーに主婦層反発!出演民放局に10分でクレーム1000件殺到(スポニチ)
http://news.livedoor.com/article/detail/11129522/
この声には明らかな「攻撃」の意思が存在します。なので「怖い」でしょ?なので「恐ろしい」でしょ?そうして、ベッキーちゃんはテレビからいったん姿を消す方向に動かざるを得なくなりました。
この「自分のイライラをぶつけているだけの少数派」のことを「ノイジーマイノリティ(数は少ないのにただうるさい連中)」と言います。皆さんも覚えておいてください。はっきり言って完全に無視していいだけの連中なのに、ネットで一定レベルの市民権を得たバカ達です。繰り返しますが、彼らのやってることはただの「戦時中の怒鳴り声をあげてた連中」と同じです。なので、私はこの連中を
絶対に認めません。「論」に対して「論」で返せない人間はバカだ。
【「SMAP騒動」と「甘利騒動」はなぜここまでにならなかったか?】
さて、こうしてみると、SMAP騒動と甘利騒動も少し整理して見えてきますよね?
そうです。
フェーズ2と3を叩き潰した
のです。「情報拡散」のところで叩き潰してしまったので「大きな流れ」が出来無かった。「大きな流れ」が出来ないと、自信の持っていない連中は動けないんです。だって「自分なんてない」から。
甘利さん騒動も同じですね。
これは初動の対応を間違えなかったので拡散できにくかったんです。だってもう辞任してるし。
ネット社会の特徴は「ノイジーマイノリティ」が「まるで1人の意見のように取り上げられる」時代と言えます。なので、そこまでの大きな流れになる前に手を打つと
面倒くさくない
ってことなんです。サンミュージックさんはそこを間違えちゃいましたね。これらの知識は企業のリスクマネジメントにも必ず役に立つ知識となりますので、企業の上層部の方々は良ければ覚えておいてください。
企業の人事部の皆さん、講演の依頼はHPの方にどーぞ♪
金はとるけどね。
記事
- 2016年02月02日 15:12
1月に起きた3大騒動はネットリテラシーの視点からは「教科書」のような騒動である ~ベッキー騒動の裏側を全部話す~
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