「奇跡の蜂蜜」とも呼ばれるマヌカハニーを知っていますか?
マヌカハニーは一般的な蜂蜜には入っていない特別な殺菌成分が入っています。その抗菌効果は海外で医療用として使用されているほどです。
私は1月始めからずっと治らなかった喉風邪がマヌカハニーでみるみる楽になったので、個人的にすごく効果を実感しています!
マヌカハニーの味は優しい花の香りとカラメルの風味があり、食感も生キャラメルみたいでとっても美味しいので続けやすいです!マヌカハニーのさまざまな効果や選び方、続けている人の感想などをまとめてみました。
目次
マヌカハニーとはニュージーランド産の「奇跡の蜂蜜」
マヌカハニーのマヌカとはニュージーランドに生息するフトモモ科の低木の名前を言います。このマヌカという木に咲く花の蜜がマヌカハニーです。
1980年代後半にピーター・モーラン博士を中心としたニュージーランド国立ワイカト大学・生科学研究所によって、マヌカハニーには特別な殺菌成分が含まれていることが科学的に立証され、今では「奇跡の蜂蜜」として世界中の人々から愛されています。
マヌカハニーは蜂蜜で唯一、抗菌活性成分の「メチルグリオキサール」(MGO)を含んでいます。その量は普通の蜂蜜の約70倍です。
メチルグリオキサールとは強力な殺菌成分で、体の中のピロリ菌や大腸菌などの有害な菌を殺菌してくれます。
メチルグリオキサールは食品メチルグリオキサールや食物メチルグリオキサール、天然メチルグリオキサールなどとも言いますがどれも同じ意味です。
ドレスデン工科大学の食物科学研究所所長であるトーマス・ヘンレ教授率いる研究チームは全世界から80以上のハチミツを試験しました。
その結果、どの蜂蜜も食物メチルグリオキサール(MGO)の濃度は7mg/kgを超えませんでしたが、一部のニュージーランド産マヌカハニー中のMG0濃度が、通常の蜂蜜より70倍以上も高い30mgから700mg/kgほどまであることが明らかになったのです。
マヌカハニーの歴史
マヌカの花は直径1~2cmくらいの大きさで、白やピンクの可憐な花を咲かせます。
マヌカの歴史は古く、紀元後700年からニュージーランドに移り住んだ原住民であるマオリ族がマヌカの木を薬として使っていました。マオリ族は日本人と同じ祖先を持つといわれています。
マヌカとはマオリ語で「復活の木」または「癒しの木」という意味で、マヌカの樹液で鼻風邪を治したり、葉を胃や皮膚などの薬として用いられていました。
はちみつの生産が始まった1800年代初期、マヌカハニーは低品質製品として安く売られていましたが、次第にマヌカハニーが特別な力を持つハチミツであることが長い食年月によって人々の間で知られていきました。
オーストラリアの一部でもマヌカは生息していますが製品化するには少ないため、流通しているマヌカハニーはほぼ100%ニュージーランド産です。
マヌカの花は12月前後(ニュージーランドでは夏季)の約4週間しか咲かないため、採取できる期間が短い非常に貴重な蜂蜜です。
マヌカの学名はギョリュウバイ(檉柳梅)といい、葉が薬やお茶として利用さたことからティーツリーともいいます。アロマテラピーで使用されているティーツリーと同じフトモモ科なのです。しかし、厳密にいうとティーツリーとは別種なので、区別するためにニュージランドティーツリーともよばれています。
殺菌力が強い!マヌカハニー7つの効果・効能
マヌカハニーに含まれる天然の強力な殺菌成分の「食品メチルグリオキサール」には様々なうれしい効果・効能があります。
- ピロリ菌・大腸菌などを殺菌
- 虫歯や口内炎、歯周病の治療
- 風邪やインフルエンザウイルスを予防
- 喉の痛みや鼻のつまりの改善
- 整腸作用で花粉症を改善
- 切り傷・火傷の治癒
- アンチエイジング効果
マヌカハニーはガンの予防や治癒にも効果を期待されています。
2013年にUAE大学が「皮膚・直腸・乳がんの元となる3種類のガン細胞の抑制にマヌカハニーの効果があった」というレポートを報告しています。しかし、これは静脈内投与を行った場合であって、普通に食べた場合に同じ効果があるかどうかは不明です。
ピロリ菌・大腸菌などを殺菌して善玉菌を活発化
マヌカハニーの殺菌力は以下のほとんどの腸内細菌に効果的です。
- ピロリ菌…慢性胃炎・胃がん
- 大腸菌…下痢・O-157
- 腸球菌…発熱・炎症
- サルモネラ菌…食中毒・吐き気・腹痛
- 消化性潰瘍…胃潰瘍・十二指腸潰瘍
- 化膿レンサ球菌…発熱・咽頭痛・とびひ
- 黄色ブドウ球菌…皮膚感染症・肺炎・食中毒
マヌカハニーは「ピロリ菌」「ブドウ球菌」「サルモネラ菌」などのバクテリアに対する抗菌力が強いです。
ピロリ菌は慢性胃炎や胃潰瘍の主な原因で、日本人の50%が感染しており、50代以上の感染率は70%以上に達します。胃がん患者の80%以上がピロリ菌感染者という報告もあり、胃の病気を発症している人はピロリ菌に感染している確率が高いのです。
1994年の1月にイギリスの医療雑誌で、マヌカハニーがピロリ菌繁殖の抑止や殺菌に効果的という研究結果が掲載されました。
菌液を塗った培地上に、マヌカハニーを含ませて乾燥させた「ディスク」という丸い濾紙を置いて周辺の菌の発育を検査するディスク拡散法を行った結果、マヌカハニーは5%の濃度でピロリ菌を殺菌し、2.5%の濃度でも局部的な殺菌が確認されたのです。
一般的な蜂蜜でピロリ菌を殺菌しようと思うと40%以上の濃度が必要になるので、ピロリ菌に対するマヌカハニーの殺菌力は普通の蜂蜜の約8倍になります。
ほとんどの腸内細菌を殺菌してくれるマヌカハニーですが、乳酸菌などの善玉菌は殺菌せずに活動を活発化させてくれます。
マヌカハニーは逆流性食道炎や胃腸炎などの炎症も緩和してくれるので、ストレスや食後の胃の不調を感じている人にもおすすめです。
虫歯や口内炎、歯周病の治療
蜂蜜は甘いので虫歯を連想させますが、マヌカハニー研究の第一人者であるピーター・モラン博士が論文で「マヌカハニー虫歯菌ミュータンスなどの細菌の抑制に効果的で、歯垢や歯肉炎を減少させるためオーラルケアに有効である」と紹介しています。
マヌカハニーの実験で行ったのは以下の内容で、9~12歳の子供たちに21日間行った結果、虫歯の原因であるミュータンス菌が減少したそうです。
マヌカハニーで虫歯菌を減らす方法
- マヌカハニー(UMF19.5+)を使用
- 歯や舌に5ml塗っる
- 飲み込まずに1分待つ
- 1分後唾液とマヌカハニーを全て吐き出す
- その後30分は飲食や口をすすがない
- 朝食と夕食後の1日2回行う
マヌカハニーは口内炎にも効果があります。唾液によって薄まってしまうので、1日数回に分けて塗る方法が効果的です。
風邪やインフルエンザウイルスを予防
2005年にシンガポールの研究機関によって「マヌカハニーがインフルエンザウイルスの抗菌に効果がある」と発表されています。しかし、その時の型が日本でソ連型、Aソ連型とも呼ばれる「H1N1型」なので、すべての型に当てはまるかは不明です。
2014年に長崎大学の論文でも「マヌカハニーにはインフルエンザウイルスの増殖を抑制する働きがある」ということが発表されました。
インフルエンザを発症した時に処方される「リレンザ」または「タミフル」ですが、同時にマヌカハニーを併用することによってリレンザとタミフルの使用量を1000分の1に減らしても抗ウィスル効果が変わらないことが実証されています。
マヌカハニーの高い殺菌力は咳や喘息などにも効果があります。
喉の痛みや鼻のつまりの改善
マヌカハニーには炎症を抑える効果があるので、のどの痛みや鼻づまりを改善する効果があります。
マヌカハニーに含まれる抗酸化物質の「シリング酸メチル」が、炎症や鼻づまりの原因菌に働く効果が明らかになっています。
「シリング酸メチル」という成分はアカシアやレンゲなどの蜂蜜には含まれていませんが、オレンジと栗の蜂蜜のみマヌカハニーほどではありませんが含まれています。(参照:株式会社シクロケムバイオ)
- マヌカハニー…73.9
- オレンジ………29.1
- 栗………………2.8
- アカシア…………0
- レンゲ……………0
花粉症を改善!ビフィズス菌を増やす整腸作用
ヨーグルトが花粉症に効果があると聞いたことはありませんか?
それはヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌によって腸内環境が改善され、免疫機能が高まってアレルギー症状を抑えることができるからです。
乳酸菌やビフィズス菌はアレルギー反応を抑制する「Th1細胞」の働きを強くして、アレルギー反応を促進する「Th2細胞」の働きを抑えてくれます。さらに、過剰に作られると花粉症などのアレルギーを起こす「IgE抗体」の生成も一定の基準内に抑えてくれます。
マヌカハニーは大腸菌やサルモネラ菌などは殺菌しますが、プロバイオティクスと呼ばれる善玉菌の乳酸菌やビフィズス菌は増やしてくれます。
その理由はマヌカハニーがビフィズス菌などの善玉菌増殖作用のある「グルコン酸」を他のハチミツと比べて多く含むためです。
マヌカハニーは悪玉菌を減少させて善玉菌を増加させるダブル効果で腸内環境や便秘を改善してくれます。
切り傷・火傷の治癒
マヌカハニーの高い殺菌作用と抗炎症作用は傷や火傷、ニキビ治療にも有効です。
マヌカハニーを塗った後、清潔なガーゼまたは絆創膏で保護すると傷の治りが早くなります。
塗り薬など、マヌカハニー配合の医薬製品として製品化され、ニュージーランドやオセアニア、欧米でも医療現場で積極的に使用されています。
美肌・アンチエイジング効果
マヌカハニーに特有の抗酸化成分「シリンガ酸メチル」は老化防止の効果もあるので、アンチエイジング化粧品にも使用されています。
昔からマオリ族は紫外線による肌のダメージをマヌカハニーを塗ることによって回復させていました。
マヌカハニーを洗顔料に混ぜたり、パックに混ぜると肌をしっとりと保湿してくれる効果もあります。
マヌカハニーと普通の蜂蜜の違い
マヌカハニーは果糖が多く、GI値が48~67の低~中GI食品です。
普通のハチミツはGI値が80~89の高GI食品なので、砂糖や普通のはちみつをマヌカハニーに置き換えることによって、ダイエット効果や糖尿病を予防する効果が期待できます。
一般的な蜂蜜に含まれる殺菌作用のある「過酸化水素」は体内に入ると「カタラーゼ」と言う酵素によって分解され、殺菌作用は失われてしまいます。マヌカハニーはこの酵素の影響を受けないので、体内でも殺菌力が持続するのです。
他にも普通の蜂蜜と比較してマヌカハニーはピロリ菌に対する殺菌力が約8倍もあります。光と熱にも強いのが特徴です。
空腹時の胃液を50ml(通常の成人の胃液は20~50ml)と仮定して、ティースプーンの半分にあたる2.5mlのマヌカハニーを摂取することがピロリ菌治療に効果的です。
マヌカハニー (メチルグリオキサール) |
普通の蜂蜜 (過酸化水素) |
|
---|---|---|
体内に入った酵素 | 耐性は強く、分解されない | 耐性は弱く、分解されてしまう |
ピロリ菌の殺菌力 | 8倍 | 1倍 |
GI値 | 48~67の低~中GI食品 | 80~89の高GI食品 |
浸透力 | 細菌に接している部分だけではなく、深く浸透して殺菌 | 特に無し |
光・熱 | 強い | 弱い |
芸能人やモデルも愛用!マヌカハニーを続けている人の感想
リハおーわり!
帰ったらマヌカハニー舐め倒す。 pic.twitter.com/wt4kuB0gOm— aiko official (@aiko_dochibi) December 6, 2015
歌手のaikoさんもマヌカハニーを愛用している他、マヌカハニーは声を職業にしている歌手やアナウンサー、声優さんなど喉を大切にする職業の人はいち早く愛用しています。
美容にもいいので、藤原紀香さんや君島十和子さん、叶姉妹などの芸能人や女優、モデルも愛用しています。
私は1日数回マヌカハニーをペロリと食べて、夜は胃を温めるためにホットドリンクを飲んで寝ますが、必ずマヌカを入れます♪
ちなみに、マヌカは、腸内の悪玉菌を抑制したり殺菌効果も高いので、ピロリ菌や、口内炎、歯周病の治療、虫歯の防止、喉の痛み、鼻づまりの改善、風邪の予防、、、などにも効くとされていて、スゴい
ビタミン、ミネラル、アミノ酸を豊富に含む栄養価の高く、&美味しい~とは嬉しい食材ですね
藤原紀香さんがブログで紹介した写真はMGO100ですが、「一番効くのはMGO500だそう」とブログで紹介しています。
熱出てきちゃった。
マヌカハニー(抗菌作用を期待)をホットミルクに溶かして、そこへしょうがの絞り汁を小さじ1。
これを飲んで、しばらく寝てます。
君島十和子さんもマヌカハニーを愛用しています。
次の日に更新したブログで、無事熱は37.4℃から36.8℃に下がっていましたよ。
「MGO550・マヌカハニー」とトースト。。。
私達のお気に入りのトーストの食べ方のひとつ、
ココナッツオイルをぬってヒタヒタにバターをぬって、木いちごのジェルと
マヌカハニーを。。。
叶姉妹は早朝4:00~ 6:00のおやつとしてマヌカハニーを塗ったトーストを食べているそうです。
他にもマヌカハニーの効果を実感している人たちの声を紹介します。
残り僅か…風前の灯だったマヌカハニー様。お湯を投入して、綺麗さっぱりカラッポに。大奮発して最高値MGO550+を注文しました。トホホ…痛い出費ではありますが、喉のトラブルにはやっぱりコレが一番ワタシに合ってるみたい。 pic.twitter.com/XtSTYqMlOd
— 桃井まり (@mari_momo_i) January 25, 2016
朝起きたときは喉ガラッガラだったのにマヌカハニーのおかげで少しイガイガする程度におさまったのでマヌカハニー様々。マヌカハニーの効果マジ絶大。
— 今津 (@onigiri_dq10) January 24, 2016
やっぱり、マヌカハニーすごいのかもしれない(゜_゜)! 火曜日くらいからちょっと調子悪くて、木曜日がもう最悪だったのでマヌカハニー食べて寝たら金曜はだいぶ調子よくて、今日はもう八割回復!
— きゃさりん (@saya15xoxo) January 23, 2016
絶望的な痛さを誇っていた口内炎にマヌカハニー塗ったらみるみるうちに痛みがひいてってる
— ぴよまる (@piyomaruko) January 23, 2016
とても久しぶりでマヌカハニーを舐めました 寒さでインフルエンザにかかるとこだった!セーフ 天然の抗生物質といわれているので体調を崩したときは通院よりもこれを舐めたほうが結果安上がりです ハチミツなのに2000円以上するから初めだいぶひるむ値段だけど 助かります。
— さき (@sakisun3kuma) January 22, 2016
MGOとUMFの意味とオススメの選び方
マヌカハニーにはMGOやUMFなどの記号や数字が書いてあります。その意味を知って正しいマヌカハニーを選びましょう。
マヌカハニーにつけられた数字は活性強度の強さになります。活性強度とはマヌカハニーの独自の有効成分であるメチルグリオキサール(MGO)の含有量の多さによって数値が高くなり、活性度が強いということになります。
マヌカハニーのブランドマークは以下の5つが有名です。
- UMF…高い品質が保証されているブランド
- MGS…UMFよりも正確な数値を表すモラン博士ブランド
- MGO…最も正確性が高いがマヌカヘルス社しか使用できない
- NPA…UMFと同じ効果が期待できるが品質検査はしていない
- TA …マヌカハニー独自のMGOが少ない可能性があるので注意
簡単に説明するとUMF・MGS・NPAの3つは「フェノール」という消毒薬の濃度で表しているので、正確性は多少違いますが数値は同じです。(UMF=MGS=NPA)
MGOはマヌカヘルス社(Manuka Health)しか使用できない規定ですが、最も正確な数値を測定できます。
TAは過酸化水素も含めた消毒薬濃度で表しているので正確なメチルグリオキサールの数値はわかりません。
日頃の不調を改善したい人はUMF15+(MGO250+)以上のマヌカハニーがおすすめです。
インフルエンザや風邪予防目的でしたらUMF5+で十分と言われていますが、はっきりとした効果は感じにくいかもしれません。
UMFとMGOを相当表にすると以下のようになります。
UMF5+ | MGO30+ | 栄養補給を意識した通常のレベル |
UMF10+ | MGO100+ | 健やかな日常生活に役立つ中間のレベル |
UMF16+ | MGO250+ | 抗菌作用が認められるのに充分なレベル |
UMF20+ | MGO400+ | 人の持つ消化作用に役立つ良好なレベル |
UMF25+ | MGO550+ | 最優良に高い抗菌活性レベル |
UMF
1998年にマヌカハニー研究の第一人者ピーター・モラン博士によってUMF規格が誕生しました。
当時は特別な抗菌成分が何かわからなかったため、その成分を「マヌカハニー独自の要素」を意味するユニーク・マヌカ・ファクター(Unique Manuka Factor)の頭文字をとってUMFと名付けました。
UMFの数値は、抗菌活性成分が同じである「フェノール」という消毒薬の濃度で表していて、UMF10+は10%のフェノールと同じ濃度の抗菌作用があるということです。病院で使われる一般的なフェノールの濃度は2~5%程度なので、20+のUMFマヌカハニーの殺菌力はかなり強いです。
UMF検査は過酸化水素を取り除いてメチルグリオキサールの抗菌活性力のみをテストしていますが、過酸化水素を分解するのは検査に使われるものだけなので、市販のUMFマヌカハニーには過酸化水素と食品メチルグリオキサールの両方が含まれています。
UMFブランドはUMFはちみつ協会の会員メーカーのみが使用でき、偽装がないということの監視と管理を唯一行っています。UMF以外のNPA、MGS、MGO、TAUMFは市場での監視は行っていません。UMFマークは高い品質の保証があるので安心して購入できるブランドです。
MGS
MGSとはUMF規格が誕生させたピーター・モラン博士が2009年に発表した新しい規格です。
UMFは消毒薬との抗菌割合を比較するシンプルなシステムなので、多少の誤差や解釈の違いが発生することがありました。
そこでモラン博士は自ら創設に携わったUMF規格団体を脱退し、正しい基準を確立させるべく、NZ-ワイカト大学・調査商業部門「ワイカトリンク」において、新しい活性力規格である「MGS(Molan Gold Standerd) 認証」を発表したのです。
MGS10は10%フェノール溶液と同等と計算します。殺菌力はUMFと同じですが、MGSはモラン博士をはじめワイカト大学研究チームによる最近の研究法によって正確な数値を表すことが可能になり、さらに厳格な活性度試験をクリアした商品にのみMGS認定マークが貼付されます。
MGSはUMFよりも「科学的に検証・実証済みである」というブランドなので、値段はかなり高めです。
MGO
MGOは2008年にドイツのドレスデン工科大学食品科学研究所のトーマス・ヘンレ教授がマヌカハニーの抗菌作用をもたらす正体を突き止め、MGO(食物メチルグリオキサール)と名づけました。UMFという殺菌成分の正体が、MGOだとわかったのです。
MGOマークは1kgのマヌカハニーに何mgの食物メチルグリオキサールが含まれているかを表しています。MGO100+のマヌカハニーには100mg/1kgのMGOが含まれているのです。
MGOの検査方法はUMFよりも正確性が高く、誤差の少ないメチルグリオキサール含有量を測定することが可能です。
しかしMGOはニュージーランドのManuka Health社独自の登録商標なので、他のマヌカハニーメーカーが使用することはできません。
NPA
NPA(Non-Peroxide Activity)は非過酸化水素のことで、メチルグリオキサール(MGO)を意味します。
NPAはUMFと同じ検査を行うので、UMFマークと変わらない効果が期待できます。
UMFとの違いはUMFはちみつ協会に加盟していなくても検査を行ってラベルに抗菌効果を表記することができることです。協会への会費やロイヤリティーなどの費用が必要ないので、UMFよりも安い価格でマヌカハニーを販売することができます。
ただし、UMFはちみつ協会の監視や品質検査などは行っていないという点が唯一の違いです。
TA
トータルアクティビティー検査(TA)はマヌカハニーだけではなく、一般的なはちみつでもTA検査を行います。
TA検査では過酸化水素と食物メチルグリオキサールを合わせた殺菌力の検査を行い、消毒薬のフェノールと同濃度の殺菌力効果があるかを調べます。
一般的なはちみつには良い検査方法だと言えますが、例えばTA20+でもメチルグリオキサールは10+しか含まれていないという事があります。
TAはマヌカハニー特有のメチルグリオキサールを期待して購入する消費者には非常に紛らわしいブランドなので注意が必要です。
1日の摂取量と効果的な食べ方・注意点
マヌカハニー1日の摂取量は、ティースプーン1杯(5ml)程度を1日に3~4回食べます。
ピロリ菌除菌や胃疾患の改善を期待して食べる場合は1日4回、1回の量を大さじ1杯分(15ml)食べて、徐々に減らしていく方法が推奨されています。しかし体質的に合わない場合もあるかもしれないので、最初は少量から始めた方が私は安心だと思います。
マヌカハニーを食べる最適なタイミングは、食事の1時間前と就寝1時間前に食べることです。空腹時に食べることによってピロリ菌の抑制と殺菌、消化の改善効果が期待できます。
オーラルケアもしたい場合は、マヌカハニーを歯と歯茎全部に行き渡るようにゆっくりと溶かしながら舐めましょう。
のどや胃の痛みが気になる場合は、舐めた後すぐに飲み物を飲むと殺菌成分が流れてしまうので、しばらく飲み物は飲まないようにすると効果を実感しやすいです。
ピロリ菌を除去したい場合は、一口サイズのクラッカーなどにマヌカハニーを塗って食べることで胃の中で消化を遅らせる事ができて効果的です。
ヨーグルトやトーストにかけたり、暖かい飲み物や料理に加えて食べてもOKです。
マヌカハニーの注意点は金属製のスプーンを使わない
マヌカハニーを食べる時などに使用するスプーンは金属製のスプーンを使ってはいけません。それは金属がマヌカハニーに触れることで、マヌカハニーの成分が変化してしまうためです。
必ず木製のスプーンかプラスチック製のスプーンを使用しましょう。
また、マヌカハニーや天然のはちみつにはボツリヌス菌が混在していることがあるので、1歳以下の子供に与えると乳児ボツリヌス症を発症する危険があります。
実際にマヌカハニーを食べた味の感想
マヌカハニーはくせがあるという意見もあったので身構えていたのですが、私が購入した「マヌカハニーMGO400+」はすごく美味しかったです。
食べるとキシリトールガムを噛んだときのような、スーッとした清涼感を感じます。ミントほどではないのですが、口に入れた瞬間普通の蜂蜜との違いを感じました。
普通の蜂蜜よりも粘りがあって、味もカラメルの風味とほのかな花の香りがして濃厚でリッチな味です。花の香りはそれほど強くないです。
マヌカハニーは美味しかったのですが、「MGO400+&プロポリスキャンディー」というマヌカハニーキャンディーはめちゃくちゃまずかったです。
まずい原因はプロポリスで、舌にピリピリとした刺激も感じます。味はマーガレットのような花の香りの柔軟剤を混ぜた感じです。
しかし私の喉の痛みには絶大な効果がありました。病院の薬もトローチものど飴も全く効果がなかったのに、マヌカキャンディーを1個舐めるだけで喉の痛みと咳が収まっていくのです!まずいのですが今では薬と思って食べています。
1袋に24粒入りなので、のどの痛みをピンポイントに取りたい人におすすめです。
発がん性がある噂は事実無根
注目を浴びるとその効果を疑問視したり、危険性があるという反対の噂を起こすデマや意見が出てくることがあります。
「メチルグリオキサールには発がん性がある」という情報が流れたことによって、マヌカハニー特有のメチルグリオキサールは発がん性物質だという誤解が生まれたのです。
誤解の発端は、小川晋准教授率いる東北大学大学院医学系研究科グループによって発表された「血中メチルグリオキサールは5年後の糖尿病性血管障害進展を予測する」という研究論文です。
「糖尿病性血管障害を起こす患者の一部は血中メチルグリオキサール値が高いことがわかった」という報告は糖尿病研究の一事例に過ぎず、がん研究とは別物です。
マヌカハニーとの関連性に関して、小川晋准教授本人が事実無根だと回答しています。
現段階ではマヌカハニー摂取と本研究成果とは直接の関連性がありません。 従ってマヌカハニーの摂取が「糖尿病性血管障害進展」に直接結びつけることは大変飛躍した考察です。
食品中に含まれるメチルグリオキサールの負の要素は体の中で速やかに分解され、打ち消されます。食品などによって取り込まれるメチルグリオキサールは消化菅から吸収されないという研究報告もあるそうです。
歴史的にマヌカハニーは長年人々の間で食べられていますが、多くの著書で有名な米国の医学博士Dr.Christensen,S.さんが「マヌカハニーを摂取する事による健康への悪影響は現在まで報告されていない。私自身半世紀食している」と著述しています。
マヌカハニーまとめ
最近のどと胃に不調を感じていましたが、マヌカハニーでだいぶ調子が良くなってきました。
パンに塗ったりホットミルクに入れても美味しいですし、寝る前にマヌカハニーを舐めるとぐっすりと眠れます。
マヌカハニーを口の中全体にいきわたるようにゆっくり舐めると、口の中がずっとサラサラした状態になって口臭が気にならなくなったので、歯周病の殺菌効果も感じています。
マヌカハニーは値段が5,000円程度と高いですし、海外の商品なので自分に効果があるかどうか不安でしたが、今は購入してよかったと思っています。250gで1ヶ月もつので、次は500gを購入したいです。賞味期限は3年以上とすごく長いので十分使いきれます。
50代以上の感染率が70%以上といわれるピロリ菌は薬で除菌する事もできますが、費用が5,000~6,000円程度かかり、検査を終えるまでに2万円程度かかる場合もあります。胃の病気がない予防目的では医療費が全額自己負担になるのでさらに高額になります。
薬の除菌は副作用で腹痛や味覚障害、じんましんが起こる可能性もあるそうなので、マヌカハニーで予防した方が健康的かなと思います。
児玉清さんや今いくよさん、王貞治さんや宮迫博之さんなど芸能人でも胃がんになる人増えていますよね。見えない部分なので、手軽に摂取できるマヌカハニーは続けていきたいです。
じわじわブームが来ているのでココナッツオイルの時のように売り切れになったり値段が上がらないか心配ですが、すごくいいものなので是非試してみてください。マヌカハニーは長生きしてほしいご両親のプレゼントにもおすすめです。