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ジカ熱 ブラジルで輸血による感染を確認2月5日 9時40分
蚊が媒介する感染症、ジカ熱の患者が中南米を中心に増えるなか、ブラジルの保健当局は、輸血によってジカウイルスに感染した症例を確認し、感染の懸念がある国に渡航した人からの献血を制限する動きが広がりそうです。
胎児への影響も懸念されているジカ熱は、中南米を中心にこれまでに32の国と地域で感染が確認されています。
ジカ熱は蚊が媒介して感染が広がりますが、ブラジルのサンパウロ州の都市、カンピーナスの保健当局は4日、NHKの取材に対し、輸血によってジカウイルスに感染した症例を確認したことを明らかにしました。この症例は去年4月に銃で撃たれた男性が輸血を受け感染したもので、ジカウイルスの感染者が献血した血液が含まれていたことが、先月28日検査によって確認されたということです。輸血を通じてジカウイルスに感染したことが確認されたのは極めてまれだということです。
WHO=世界保健機関は、ジカ熱への対策として、デング熱などと同様、感染が懸念される地域を訪れた人からの献血を制限すべきだとする見解を示していて、世界各国でそうした制限の動きが広がりそうです。
ジカ熱は蚊が媒介して感染が広がりますが、ブラジルのサンパウロ州の都市、カンピーナスの保健当局は4日、NHKの取材に対し、輸血によってジカウイルスに感染した症例を確認したことを明らかにしました。この症例は去年4月に銃で撃たれた男性が輸血を受け感染したもので、ジカウイルスの感染者が献血した血液が含まれていたことが、先月28日検査によって確認されたということです。輸血を通じてジカウイルスに感染したことが確認されたのは極めてまれだということです。
WHO=世界保健機関は、ジカ熱への対策として、デング熱などと同様、感染が懸念される地域を訪れた人からの献血を制限すべきだとする見解を示していて、世界各国でそうした制限の動きが広がりそうです。