我が家では、紙のペラペラのカードである「通知カード」が2015年11月中旬に届きました。
その後すぐにスマホで写真を撮って、ICチップが入っているプラスチック製のカードである「個人番号カード」の交付申請をスマホから行いました。
マイナンバー個人番号カードの写真をスマホで撮って申請する方法。申請するメリット・デメリットとは
申請してから3ヶ月弱の時を経て、個人番号カードの交付通知書がいよいよ届きました。
受け取るには事前予約を電話でして、役所に受け取りにいかなければならないとのことです。
何だかとってもめんどくさくて、わかりづらいですよね。
「どうやって受けったらいいか、よくわからないわ!」
まだ交付通知書が届いてない方のために、実際に私が個人番号カードを受け取るまでの手順を、実践編でわかりやすく解説したいと思います。
個人番号カードの交付通知書を受け取ったらすること
各自治体によって違うと思いますが、こちらが我が家に届いた交付通知書が入った封筒です。
ポストに普通の郵便と同じように入っていますので、この時期は特に注意して見るようにしましょう。
「あれ?3人分しか届いてないわ。」
次女の分が同時に届かなかったのは、写真に不備があって申請が遅れたためだと思われます。
中には「マイナンバー(個人番号)カード交付手続きのご案内」と、交付通知書のはがきが入っていました。
はがきの目隠しシールをはがすと、受け取れる交付場所が出てきます。
どうやら私のところでは、事前に必要書類を準備して、事前に行く日時を役所に電話で予約してから、必ず本人が行かなければならないとのことです。
事前電話はマイナンバー専用ダイヤルがありまして、予約の時は、氏名、生年月日、住所、予約日を伝えます。
事前予約をすると「予約番号」が発行されますので、はがきの横に書いておきます。
個人番号カードを受け取るのに必要な書類は、以下の3点が必要です。
- 交付通知書のはがき
- 通知カード
- 本人確認書類(免許証、住民基本台帳、障害者手帳など)
住基カードを持っていれば、持参するようにします。
代理人が行くようでしたら、代理人の本人確認書類と本人が来庁が困難であることを証明する書類が必要です。
はがきの裏面には本人の氏名と住所を記入し、捺印(シャチハタ不可)を押印します。
代理人が行く場合は、下の欄にも記入・押印します。
暗証番号を書く欄がありましたが、書くように言われませんでしたので書きませんでした。
「赤ちゃんとか、子供の場合はどうしたらいいのかしら?」
15歳未満の子供の場合は、事前予約は親などの親権者が行えますが、受け取りには赤ちゃんでも必ず行かなければなりません。
自治体によって対応が違うかもしれませんが、赤ちゃんを連れて行かなきゃいけないなんて、ほんとめんどくさいです。
寒くてインフルエンザが流行っている時期ですから、温かくて体調がいい時に予約するようにしてくださいね。
役所に着いてから個人番号カードの受け取りまで
役所に着くと、「マイナンバー交付申請所」という特設会場が設置されておりました。
氏名を伝えると、ピンクの用紙の「個人番号カード・電子証明書」暗証番号メモと、「個人番号カード受領申請書」の2枚を渡されました。
個人番号カードに暗証番号を設定するために、ピンクの用紙に忘れないようにメモをしておくのです。
暗証番号は、6ケタ以上と4ケタの2つを設定する必要があります。
暗証番号の種類は、全部で4種類あります。
- 署名用電子証明書(6〜16ケタの英数字)
- 利用者証明用電子証明書(4ケタの数字)
- 住民基本台帳用(4ケタの数字)
- 券面事項入力補助用(4ケタの数字)
6ケタ以上の暗証番号は、確定申告で使用する「e-Tax」の時に、4ケタはコンビニで住民票や印鑑証明書、戸籍謄本を取り寄せる時に必要になります。
他にも2017年度に出来る「マイナポータル」や、コンビニで個人情報を照会する時に必要です。
暗証番号は後から変更することが出来ますが、役所での手続きが必要ですし、変更手数料がかかりますので気をつけましょう。
暗証番号を覚えられるようでしたら、メモ用紙に書かないことが賢明ですが、書いた場合は厳重に保管して取っておくようにしてくださいね。
番号札が呼ばれると、窓口で暗証番号の説明や必要書類の確認が行われます。
その後にでっかいパソコンのようなものが出てきて、暗証番号を画面の数字を押して打ち込みます。
そうすると、中のICチップに暗証番号が読み込まれるようでして、すぐに個人番号カードを受け取ることが出来ます。
個人番号カードの有効期限は、原則として20歳以上の方は10回目、20歳未満の方は5回目の誕生日までです。
子供はすぐに顔が変わりますので、有効期限がとっても短くなっているのです。
このしくみを理解したら、個人番号カードに油性ペンで5年後の有効期限を自ら記入します。
「ここで自分で書くのか。」と、かなりビビりながら有効期限を書きました。
ジャジャーン!
こちらがようやく受け取れた「個人番号カード」のオモテ面です。
スマホで申請した時の写真が、そのまま切り抜かれて印字されていました。
もっといい写真にすればよかった・・。
氏名、住所、生年月日、臓器提供意思が書いてあります。
ウラ面には、ICチップとQRコード、氏名と生年月日、とっても重要な個人番号カード番号の12ケタが印字されています。
このように透明のカバーに入れれば、個人番号カードは見えないようになっていますので、身分証明書を提示するときに使えるそうです。
自分の目の前で見せるだけならいいですが、カードを見ず知らずの他人に持って行かれてしまうのは不安ですよね。
「暗証番号がないと使えないようになっていますので、安心してください。」
と窓口で言われましたが、どんな人が世の中にいるかどうかわかりませんので、取り扱いには十分に注意するようにしましょう。
個人番号カードはこれから色んな場面で使えるので、ぜひ申請を!
マイナンバーの交付が、2016年1月からスタートしてまだ通知カードも届いていないところもあるのでしょうか?
スマホで写真を取ったり、なければ駅前で写真を取ったり、自分で足を使って役所に行かなければならなかったりと、本当にめんどくさいことばかりです。
紛失すると手数料も取られるし、こんなに足を運んで頑張って手続きするのですから、こっちが手数料を欲しくなってしまいます。
今後マイナンバー制度がどうなっていくかさっぱり読めませんし、マイナンバー詐欺など聞くと、とっても不安で取扱いが心配になってしまいます。
でもマイナンバー制度は、今のところは国ですでに決まった「国民の義務」です。
少なくとも個人番号カードを持っておくと、よく使う「住民票」や「印鑑証明書」が全国どこにでもあるコンビニで受け取れるようになることは、非常に便利になることでしょう。
今後どのように利便性が上がっていくのか、期待と不安が交錯しますが、未来の暮らしが今後便利になっていくことを期待しています。
ご家族でお時間があるときにでも、散歩がてら申請に行かれてみてくださいね。