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インタビュー

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有限会社 アイピーティソリューション

北海道出身。2005年4月、(有)アイピーティソリューションを設立。10年先を勝負の場と捉え、人間性と若さに重きを置いた人材採用を行う。東京進出の足場を固め、4期目の今期はより一層活躍の場を広げることが期待される。

本社 〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西16-1-13 けいほくビル 4F
TEL 011-633-3669
FAX 011-300-3990
URL http://www.ipts.co.jp

矢部: 御社のスタッフは若い方が多いと伺っています。

加藤: ええ。役員を除いた平均年齢は27歳前後です。40歳を超えるスタッフはいませんので、必然的に平均年齢は低くなりますね。我々の経験が浅いことで困難もありますが、逆に、「若さ」が持っている「モチベーションの高さ」が当社にはあります。技術や経験は案件をこなしていくうちに自然と身に付くものですが、それ以外のスキル、例えばコミュニケーションスキルといったものは、歳をとってからでは身に付けることが難しい。ですから若いスタッフが多いということは、それだけ将来的に楽しみが多いといえるでしょうね。

矢部: これからスタッフも成長するわけですからね。即戦力のスタッフを求めている企業もありますけど、こちらでは育てていくことに力を注いでいらっしゃいます。

加藤: 今は5年先、10年先を見据えた下積みの時期です。札幌のソフトウェア関連企業は50代60代の経営者が多いので、次の世代を我々が担うための準備期間だと捉えています。それだけに、今いるスタッフが一人でも欠けてしまうと非常に大きなダメージを受けてしまいますから、スタッフ一人ひとりを大切にし、20年後でも「ここで働いていたい」と思ってもらえるような会社づくりを目指しています。

矢部: 同じ世代同士の職場だから、スタッフも働きやすいかもしれませんね。では、こちらの業務について伺っていこうと思います。

加藤: 弊社の業務は主にコンピュータソフトウェアの開発です。基本姿勢は、技術を案件に当てはめるのではなく、クライアントの要望に応えるための技術を追求し、柔軟に対応していくことです。ただ、若い人材が多い為、まだまだクライアントの要望に応える事が難しい場面は多々ありますね。
それ以外の大切なことを言うとすれば、コミュニケーションスキルということになるでしょう。プログラマはコンピュータと向かい合っている職業ですが、プロジェクトを円滑に進めていくためにはコミュニケーションが不可欠です。私も以前、思うようにコミュニケーションが取れず苦労した経験があります。第三者から見れば小さなことですが、当事者にとっては辛く、とても大きなことですから、その悩みに耳を傾け、克服できた私の経験を伝えてあげたいと思っています。

矢部:若い方が多くて大変でしょうけど、それだけに将来が楽しみですよね。蒔いた種から芽が出るときが(笑)。

加藤: ええ。時には苦労もありますが、大きな充実感を覚えます。人と触れ合いながら人を導き、その過程でスタッフが増え、さらに会社が成長していくわけですから、やりがいを感じて当然です(笑)。会社の今後を考えたとき、私は今の規模で終わらせる気はありません。この札幌だけでなく、今は本格的な東京進出の足場を固めているところです。

矢部: 活躍の場を広げるわけですね。次世代を担うための準備段階。

加藤: 会社と共にスタッフが成長していけば、その過程で様々な出会いがあるでしょう。それをきっかけに、より大きなビジネスに繋がっていくかもしれません。スタッフが経験を積み、その中から私の役割を担えるスタッフが育ってくれることが私の夢なんです。それが叶えば、また新しいことに挑戦してみたいですね。

GUEST COMMENT

矢部 美穂

落ち着いた口調でとても分かりやすく話をしてくださりました。以前はコミュニケーションが苦手だったとのことですが、それを全く感じませんでしたよ。それが成長ということなのかもしれませんね。若さ溢れるスタッフの方々の先頭に立ち、これからのご活躍を期待しています。

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カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たち。本業における信念やその軌跡、そして経営者へのインタビューを通じて感じたことについて、本誌編集局が逆インタビュー。