本特集では、後世の漫画に影響を与えた表現や新しい技術などを、作品や漫画家ごとに紹介。
漫画のストーリーではなく、漫画の「絵」そのものの卓越したクリエイティブの世界に迫る内容となっている。
漫画ならではの卓越したクリエイティブの世界を紹介
「漫画家が発明した表現30」特集では、28人の漫画家による全31作品の紹介を通して、描線や色面効果、コマ割りといった要素から、革新的な漫画の表現を紐解いていく。大友克洋さんの『AKIRA』や鳥山明さんの『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』、手塚治虫さんの『火の鳥 宇宙篇』や井上雄彦さんの『SLAM DUNK』といった不朽の名作。
高野苺さんの『orange』や三上小又さんの『ゆゆ式』、堀越耕平さんの『僕のヒーローアカデミア』といった話題作も。
また、漫画家/漫画評論家・いしかわじゅんさんへのインタビューや、漫画コラムニスト・夏目房之介さんによるコメンタリー、第19回文化祭メディア芸術祭や大分県立美術館で開催された「『描(か)く!』マンガ展 ~名作を生む画技に迫る──描線・コマ・キャラ~」といったイベントレポートなども収録される。
関連商品
月刊MdN 2016年 3月号(特集:漫画家が発明した表現30 漫画を漫画たらしめるもの)
発売 : 2016年2月5日
価格 : 1,490円(税込み)
販売元 : エムディエヌコーポレーション
【特集1】
漫画家が発明した表現30
漫画を漫画たらしめるもの
ふだんマンガを読むときは、物語を追っているという読者も多いはず。
しかし、描線や塗りをはじめとするさまざまなマンガの表現に意識を向けることで、
1コマの中にいかに興味深い技術が詰め込まれているか、
新たな視点でマンガを楽しむことができるのではないでしょうか。
本特集では後世に影響を与えた表現や、新しい技術などをマンガ家や作品ごとに紹介。
マンガ家のペン先から生まれる卓越したクリエイティブの世界を紹介していきます。
【マンガ表現/紹介作品】
[01]大友克洋『AKIRA』[02]鳥山 明『Dr. スランプ』
[03]高野 苺『orange』[04]松本大洋『鉄コン筋クリート』
[05]ムライ『鳥の眼』[06]萱島雄太『西遊少女』
[07]大友克洋『East of The Sun, West of The Moon』
[08]大友克洋『Fire-ball』[09]五十嵐大介『KUARUPU』
[10]江口寿史『エイジ』[11]鳥山 明『DRAGON BALL』
[12]三上小又『ゆゆ式』[13]高森朝雄(原作) ちばてつや(作画)『あしたのジョー』
[14]さいとう・たかを『狼は牙を血で洗う』
[15]森薫『乙嫁語り』[16]今日マチ子『センネン画報』
[17]上條淳士『To-y』[18]堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』
[19]鎌谷悠希『少年ノート』[20]手塚治虫『火の鳥 宇宙篇』
[21]麻宮騎亜『サイレントメビウス』[22]芦奈野ひとし『ヨコハマ買い出し紀行』
[23]奥田亜紀子『ぷらせぼくらぶ』[24]井上雄彦『SLAM DUNK』
[25]小池田マヤ『僕のかわいい上司さま』[26]長尾謙一郎『PUNK』
[27]五十嵐大介『リトル・フォレスト』[28]谷川史子『きみのことすきなんだ』
[29]ばらスィー『苺ましまろ』[30]奥 浩哉『GANTZ』
[31]赤松 健『魔法先生ネギま! 』
◆INTERVIEW
過去から現在までを紡ぐマンガ家たちのペン先
マンガ家/マンガ評論家 いしかわじゅんインタビュー
◆COMMENTARY
夏目房之介が語る 手塚治虫がマンガを革新させたのか?
◆ESSENCE
「描線」からみるマンガ表現
「吹き出し」からみるマンガ表現
「コマ」からみるマンガ表現
◆EVENT
第19回 文化庁メディア芸術祭
『描く! 』マンガ展 〜名作を生む画技に迫る――描線・コマ・キャラ〜
【連載記事】
■伊藤万理華[乃木坂46]―MARIKA MEETS CREATORS
■PORTFOLIO
■創る。
■木村豊[Central67]の名盤設計図
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