「江原道旌善アルペン競技場で行われる国際スキー連盟(FIS)スキー・ワールドカップ(W杯)は2018年開催の平昌冬季五輪が企画・準備段階から運用段階に入ったことを意味する」
趙亮鎬(チョ・ヤンホ)平昌五輪組織委員長は3日、ソウル・プレスセンターで開かれた記者会見で、平昌冬季五輪が今や実戦モードに入ったと語った。旧正月連休が始まる6日と7日に旌善アルペン競技場では韓国初のアルペンスキー滑降とスーパー大回転のW杯が開催される。平昌五輪前に実際の試合を行い、不備をチェックする実戦段階に入ったのだ。趙委員長は「今後五輪までに行われる各テストイベントですべてを実戦のように実施し、ソフトウェアを強化するのが今年の目標だ」と述べた。
今回のスキーW杯には16カ国から58選手が出場する。韓国人選手ではキム・ヒョンテ(26)=蔚山市=が唯一、スーパー大回転に出る。呂ヒョン九(ヨ・ヒョング)組織委事務総長は「選手団へのサービスや輸送など、大会を成功させるために最後までベストを尽くしたい」と語った。
旌善アルペンセンターの現在の工程率は60%だ。今回テストイベントを行う滑降競技場を含め、五輪アルペン全種目をすべて消化するコースが完成するのは10月になる。環境破壊に関して外国メディアの記者から指摘されると、趙委員長は「環境破壊を最小限に抑えるため、何度も基本設計を変えた。五輪が終わったら一部を復元する」と答えた。