姫野直行、須田世紀
2016年2月2日03時00分
クロマグロの小型魚(30キロ未満)の漁獲規制が2015年に始まってから1年が経過した。県内では日本海側も太平洋側も漁獲上限を上回った。規制の難しさに、漁業者には再び上限を超過する危機感がある。一方、規制による減収を補う新たな取り組みが始まっている。
漁獲規制は全国を6ブロックに分けて実施されている。青森県は日本海北部ブロックと太平洋北部ブロックに属する。第1管理期間は15年1月に始まり、16年6月まで(日本海北部は16年3月まで)。第2管理期間はその後の1年間となる。
水産庁によると、15年11月までの漁獲量は、太平洋北部が426トンですでに上限の346トンを上回っている。日本海北部は476トンで上限の625トンは超えていないが、上限の7割を超えたため注意報が出されている。
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