今回は2016年1月における日本・中国・台湾・香港・韓国およびASEAN諸国の検索エンジンシェア状況をまとめました。
皆さまの今後のインバウンド施策およびアウトバウンド施策など、検索エンジンを利用したプロモーション施策にお役立てください。
調査要項
【趣旨】
中国、台湾、香港、韓国、ASEAN主要国(タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム)の主要検索エンジンシェア(PC、モバイル)を調査。
【調査対象期間】
2016年1月1日から31日までの1か月間。
【調査日】
2016年2月1日
【調査データ】
検索エンジンシェア:StatCounter
各国別検索エンジンシェア(中国・香港・台湾・韓国・日本・ASEAN主要国)
中国:百度(baidu):74.4%, 好捜(Haosou):9.1%
韓国:Google:49.1% , NAVER:45.2%
台湾:Google:83.4% , Yahoo! 奇摩:15.2%
香港:Google:79.5% , Yahoo! 雅虎香港:17.3%
タイ:Google:98.7% , Yahoo!:0.7%
フィリピン:Google:94.3% , Yahoo!:3.7%
マレーシア:Google:95.0% , Yahoo!:2.8%
シンガポール:Google:94.7% , Yahoo!:3.4%
インドネシア:Google:97.7% , Yahoo!:1.3%
ベトナム:Google:90.8% , coc coc:3.8%
日本:Google:62.9% , Yahoo!:33.5%
(なお、検索エンジンシェアは、上位2位まで表示。小数点第2位以下は四捨五入。)
上記のデータから、Googleが検索エンジンシェア80%以上を占めている国は全11地域中7地域、90%以上が6地域に及ぶことが分かります。また、中国を除く東アジア、東南アジア圏においてはGoogleが、中国では百度が主要検索エンジンシェアとなっています。
また香港・台湾の場合、百度ではなく、Googleが主要検索エンジンのため、注意が必要です。その他、検索エンジンシェア2位がYahoo!の地域は計8地域に及びますが、現時点では中国に対しては百度に、中国以外の国に対してはGoogleにフォーカスをしぼった戦略をとるのが効率的だと考えられます。
早わかり!各国別検索エンジンシェアマップ
今回調査によって分かった主要検索エンジンに対して、検索エンジンごとに地図に色分けし、視覚化しました。中国を取り囲むようにしてGoogleがアジアの検索エンジンの市場を席巻しています。
今年2016年、検索エンジンはGoogle、百度(baidu)活用を!またSNSを併用した施策も欠かさずに!
先述したように、今後当面の間は検索エンジンでは、中国に対しては百度(baidu)、他アジア圏に対してはGoogleを意識したWebマーケティング戦略をとることが大切です。
また、この他にもFacebookや中国人ユーザー向けのWeChat、Weiboを代表とするSNSを活用した戦略を立てていくことが重要です。
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■コラム執筆者
西村佳祐(にしむらけいすけ)
経営企画室、インバウンドラボに所属。中国には1か月、東南アジアに1か月バックパッカ―をし、全身アジアに染まったのち、メンバーズに入社。現在は経営企画とインバウンド研究の両輪で奮闘中。(写真は西安 兵馬俑にて)
カテゴリ: Webサイト運用運営, グローバルサイト, 微信、百度、新浪微博
2016年02月03日