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インドネシアの高速鉄道 建設開始の見通し立たず
2月4日 21時05分

日本との激しい受注競争のすえ中国が建設を請け負うことになったインドネシアの高速鉄道について、事業主体の企業は4日記者会見し、線路の耐震性などについて監督官庁との協議が終わらず、建設開始の見通しが立っていないことを明らかにしました。
首都ジャカルタと、東におよそ140キロ離れたバンドンを結ぶインドネシアの高速鉄道計画を巡っては、去年、日本と中国が激しい受注競争を繰り広げましたが、インドネシア政府は国家の財政負担がないことを理由に中国に発注しました。
事業主体となる中国とインドネシアの合弁企業は、4日、ジャカルタで記者会見を開き、建設開始の見通しが立っていないことを明らかにしました。その理由として企業側は、線路の耐震性や耐用年数を何年にするかについて、監督官庁であるインドネシア運輸省との協議が終わらず、建設の認可が下りないためだとしています。
この高速鉄道を巡っては、先月、インドネシアのジョコ大統領も出席して起工式が行われています。しかし、本来は1年はかかるはずの環境影響評価が1か月もたたないうちに終了したり、認可の申請書の一部が中国語のままだったりと準備不足が指摘されており、計画の先行きを不安視する声が高まっています。

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