上山浩也
2016年2月5日01時49分
■キャンプの素顔
新人にとって緊張の連続のキャンプも、休日はほっと一息の時間。中日ドラフト1位の小笠原慎之介投手(神奈川・東海大相模高)と同2位の佐藤優投手(東北福祉大)は4日、沖縄県読谷村の体験王国「むら咲(さき)むら」で、しっくいで作られたシーサーにアクリル絵の具で色付けする体験をした。
はじめは「ドラゴンズの色を入れて、カラフルにしたい。絵の具は2年前に学校で自画像を描くのに使いました」などと話しながら手を動かしていた小笠原は、途中から黙々と作業。隣で佐藤が話しかけても聞こえないほど自分の世界に入り込み、「こだわっちゃうタイプなので、すごく集中しました」。
1時間ほどで仕上げたシーサーは、ともに普段のユニホームではなく、小笠原は左胸にCDのロゴが入った夏季用、佐藤は青の第3ユニホーム。評価を聞かれると、負けん気の強い小笠原は「僕の方がうまいです」と即答し、佐藤は「小笠原の方がうまいですね」と苦笑いしながら、この日の勝利は後輩に譲った。
キャンプでは、小笠原は昨秋に痛めた左ひじを考慮して第1クールではブルペンに入らなかった。「体と相談しながらですけど、早く投げたいですね」。第2クールには入る予定を立てているようだ。
一方、ブルペンで谷繁監督にも受けてもらった佐藤は「予想以上にランニングがあって、こんなに走るのかと思った。きつかった」。それでも、「結構いい感じで投げられているので、この調子でいきたい」と手応えを感じている。
「魔よけのお守り」であるシーサーに、自らユニホームを着せたルーキーたち。小笠原は「枕元に置きます」。佐藤は「部屋に飾って、ケガがないように守ってもらいます」。順調にプロの世界を歩んで欲しい。(上山浩也)
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