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シリアなどの人道支援に1兆2000億円拠出を確認2月5日 7時20分
内戦が続くシリアの人たちや周辺国への資金面での支援策を話し合う会合がイギリスで開かれ、国際社会は2020年までに日本円にして総額1兆2000億円余りを新たに拠出し、支援を続けていくことを確認しました。
この会合は、国連とイギリスなど4か国が、長引く内戦で国内や国外で避難生活を続けるシリアの人たちや、避難した人たちを受け入れているヨルダンやレバノン、トルコなど周辺国を資金面で支援しようと呼びかけ、4日ロンドンで開かれました。およそ60の国や国際機関の代表が出席し、国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長は、「シリアの人たちを救う取り組みは、手続きの話ばかりで焦点が定まらない」と指摘し、国際社会が一致して迅速な対応をとるよう訴えました。
このあと各国の代表が演説し、アメリカのケリー国務長官は、シリアでは飢餓も拡大しているとして、日本円でおよそ1000億円余りを拠出し、ロシアとも連携しながら人道活動を支援すると表明しました。また、日本から参加した武藤外務副大臣も、女性や若者の職業訓練などへのおよそ400億円の新たな支援を明らかにするなど、国際社会は2020年までに総額110億ドル、日本円にして1兆2000億円余りを新たに拠出し支援を続けていくことを確認しました。
会合を締めくくったイギリスのキャメロン首相は「一度に表明された人道支援としてはこれまでにない額だ。命を助け将来を築く希望の1日となった」と強調しました。
このあと各国の代表が演説し、アメリカのケリー国務長官は、シリアでは飢餓も拡大しているとして、日本円でおよそ1000億円余りを拠出し、ロシアとも連携しながら人道活動を支援すると表明しました。また、日本から参加した武藤外務副大臣も、女性や若者の職業訓練などへのおよそ400億円の新たな支援を明らかにするなど、国際社会は2020年までに総額110億ドル、日本円にして1兆2000億円余りを新たに拠出し支援を続けていくことを確認しました。
会合を締めくくったイギリスのキャメロン首相は「一度に表明された人道支援としてはこれまでにない額だ。命を助け将来を築く希望の1日となった」と強調しました。