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成長戦略の政策 3割余は期待どおり進まず2月5日 4時06分
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政府が、成長戦略に盛り込んだ政策の進捗(しんちょく)状況を調べたところ、企業の設備投資や保育所の整備などは進む一方、女性の登用や農地の大規模化など3割余りの政策は期待どおり進んでいないことが分かりました。
政府は、平成25年と26年に策定した成長戦略に盛り込んだ主な政策117のうち、数値による評価が難しいものなどを除く82の政策の進捗状況を調べ、報告書をまとめました。
このうち、企業の設備投資は今年度・平成27年度末までに年間70兆円規模に増やすとした目標に対し、平成26年度に68兆円に達し、目標を上回るペースで増えているとしています。また、保育の受け皿を20万人分増やす目標も26年度の時点で21万9000人分を確保して達成したほか、外国人旅行者も、去年、過去最高の1973万人に上るなど、67%の項目で進展しているとしています。
一方、民間企業の課長以上の指導的地位に占める女性の割合や、男性の育児休業の取得率、それに、農地の大規模化に向けた大規模農家や農業法人が利用する農地面積の拡大など、33%の政策が期待どおり進んでいないとしています。
政府は、この報告書を5日の閣議で決定することにしていて、今後、遅れの原因を分析し、目標の達成に向けた追加の施策を検討する考えです。
このうち、企業の設備投資は今年度・平成27年度末までに年間70兆円規模に増やすとした目標に対し、平成26年度に68兆円に達し、目標を上回るペースで増えているとしています。また、保育の受け皿を20万人分増やす目標も26年度の時点で21万9000人分を確保して達成したほか、外国人旅行者も、去年、過去最高の1973万人に上るなど、67%の項目で進展しているとしています。
一方、民間企業の課長以上の指導的地位に占める女性の割合や、男性の育児休業の取得率、それに、農地の大規模化に向けた大規模農家や農業法人が利用する農地面積の拡大など、33%の政策が期待どおり進んでいないとしています。
政府は、この報告書を5日の閣議で決定することにしていて、今後、遅れの原因を分析し、目標の達成に向けた追加の施策を検討する考えです。