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 自身が経営するホテルを売春場所に使わせたとして、福岡県警は4日、福岡県久留米市荘島町、会社経営松尾静磨(しずま)容疑者(42)を売春防止法違反(売春の場所提供業)容疑で逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。

 松尾容疑者は久留米市内のホテルに隣接するビルで派遣型風俗店(デリヘル)も経営。ホテルに女性従業員を派遣する方法で2008年以降、ホテル代を含めて約14億円を売り上げていたと県警はみている。

 捜査関係者によると、市内では、風俗店の女性従業員が客と性交する「久留米式」と呼ばれるデリヘルが横行。松尾容疑者の店もその一つという。

 生活保安課によると、逮捕容疑は昨年10月、経営するデリヘル「ロックンルージュ」の女性従業員2人がそれぞれ客2人と売春すると知りながら、ホテルの部屋を提供したというもの。