トップページ社会ニュース一覧高浜原発3号機 フル稼働の状態に
ニュース詳細

高浜原発3号機 フル稼働の状態に
2月4日 20時01分

先月再稼働した福井県にある高浜原子力発電所3号機は、4日夜、原子炉の出力が100%に引き上げられ、フル稼働の状態になりました。国の検査で問題がなければ、今月下旬に営業運転に入る計画です。
関西電力高浜原発3号機は、先月29日に再稼働した後、今月1日には発電と送電を開始し、設備や機器に異常がないか確認しながら、出力を徐々に上げる調整運転が行われてきました。
そして、4日午後7時半ごろ、原子炉の出力が100%に引き上げられ、フル稼働の状態になりました。
このあと、原子炉内や配管などの水質や温度、圧力などの点検が行われ、問題がなければ今月下旬に国の最終的な検査を受け、営業運転に入る計画です。
3号機が営業運転に入れば、新しい規制基準のもとでは、鹿児島県にある川内原発1号機と2号機に次いで、国内の原発としては3基目で、使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムとウランを混ぜた「MOX燃料」を使うプルサーマルでは初めてとなります。
また、4号機は、原子炉に燃料を入れる作業が3日夜に終わり、関西電力はその後の検査で問題がなければ今月下旬にも原子炉を起動し、再稼働させる予定です。

関連ニュース

このページの先頭へ