サラメシ 2016.02.04


こんにちは中井貴一です。
昼はやっぱり社員食堂ですよね〜!でもちょっと不思議。
だってほら…。
働く大人がみんなでアイス?
(取材者)おいしいですか?
(笑い声)もれなくアイス付きというこちらはとあるホテルの社食。
「あれ?これ…」と思った方サラメシ通です。
実は去年放送した「朝からサラメシスペシャル」の時にお邪魔したんですけれどもスタッフが気付いちゃったんですよ。
ここにいればいろんなホテルマンのサラメシに出会えるって事に!…という訳で今回は「朝からスペシャル」を見逃した方はもちろん見て下さった方も更にお楽しみ頂けるようにして改めてお届けします!いらっしゃいませ。
(一同)いらっしゃいませ。
こちら東京・池袋にあるシティホテル。
客室のほかにも宴会場やチャペルレストランやバーなどを併設しています。
働くのはおよそ380人のスタッフ。
わあ〜決まってますね〜!…でそんな皆さんを胃袋から支えているのが社員食堂。
勤務中は制服なので外食はなかなか難しい。
だからほとんどの人が社食ランチなんだそう。
しかも何を食べても1食250円。
そりゃみんな集まってくるわ。
あっいいですねパスタランチですか?チーズ載せて…。
こちら社食でひときわいい食べっぷり!ボリュームたっぷり!ミートソーススパゲッティの石川さん。
腹ぺこだったその訳は?実はチェックインできる準備が整うまでランチはお預けだったんです。
失礼致します。
そう彼女は客室係。
お客さんがチェックアウトした客室の掃除。
まずは清掃係。
そのあと最終点検を行うのが客室係の仕事。
複数の目を通す事でチェック漏れを防いでいるんだそう。
バスルーム一つにしても排水溝やシャワーに残った指紋にまで目を光らせます。
ん?電気消してどうしました?何か鑑識みたい。
そこまでやるんだ。
お客さんからの小さなひと言が何よりの励ましに。
ホテルの快適を支える陰に客室係あり。
おいしいです。
(一同)頂きます。
こちらのテーブルは…おっカレーですね。
コックコート姿のこちらは高野さん。
37歳の働き盛り。
本当は大盛りで食べたいそうですが今日は訳あって少なめランチ。
コックコートですからね高野さんの部署は。
レストランのシェフだ!ん?パン?あっパン屋さん?毎朝5時半出勤という高野さんはベーカリー部門の主任。
つまりホテルで働くパン屋さん。
おいしそうじゃないですか〜。
作るのは店用だけではなく結婚式や宴会レストランで出されるパンも。
だから一日中作って焼いて作って焼いて…。
ほう〜。
で主任の高野さん。
この日は午後から後輩が作る新商品の試食。
味や香り食感などを判断するのにおなかいっぱいだと分かりにくい。
だから試食がある日はいつもランチは少なめなんだそう。
おっ早速焼けたみたいですね。
…の方が好きなんですけど。
本当はごはんを思いっきり食べたい。
でも後輩のために主任は我慢。
こちらのテーブルにはそびえ立つひときわ長〜い帽子。
こちらの方こそホテルの総料理長井田さん。
この日は婚礼係長の稲葉さんと打ち合わせを兼ねてのランチなんだとか。
わあこちらもおいしそうだ。
半熟卵載せるとすき焼き風になるんですって。
総料理長と婚礼係長の打ち合わせといえば…。
そう結婚式。
この日ホテルでは8件の披露宴が。
本番前に料理提供のタイミングやお客様のアレルギーなど確認する事がたくさんあるんだそう。
そんな井田さんには総料理長ならではの仕事が。
監修する和洋中全てのレストランの厨房を巡回。
いや〜総料理長から見られるなんて緊張しますよね。
あっほら逃げた逃げた。
ん?田んぼアート?はいそうですね。
聞けば井田さん100人いる調理スタッフのほとんどのプロフィールを覚えてるんですって。
料理人としてさまざまな現場を踏んできた井田さん。
将来を考えた時に選んだのは職人として独立する事ではなくみんなの料理長になる事でした。
どうもね。
(一同)おはようございます。
味にもなってきますよね…って思いますね。
だからホテル中の人が集まってくる社食はチーム作りのための絶好の場所って訳。
なるほど。
…ってあれ?井田さん居残りですか?食べ終わってるようですけど何してるんでしょう?ええ〜次の人を待って社食2周目って事?こういうパターン「サラメシ」史上初。
おもてなしはチームワークから。
ホテルのサラメシごちそうさまでした。
誰にでも昼はくる。
弁当箱の中の小さなドラマを探してお弁当ハンターこと…やって来たのは…ある工場を訪ねます。
阿部さん早速何か見つけました。
ん?玄関に「止まれ」?カメラマンの阿部と申します。
中村といいます。
よろしくお願いします。
工場見学に来ました。
よろしくお願いします。
お世話になります。
そうお邪魔したのは道路標識を作っている工場。
確かにでかい!町で見かける小さなものから巨大なものまで手がける道路標識は年間およそ5万枚。
見てます?
(笑い声)という訳で今日は…道路標識工場で働く皆さんのお弁当をのぞき見です。
ここで作られる道路標識は全て受注生産。
駐車禁止や速度制限など規格品の種類は100以上。
30人ほどのスタッフで一日およそ200枚を製作しています。
(阿部)何かピザを焼くように…。
こちらは案内標識の元となるアルミの板。
大きいものだと1辺が7m重さ100kg以上になるそうです。
まずはアルミの板に頑丈な補強材を溶接していきます。
これが設置されるのは最低でも地上5mの高さ。
そういう可能性が出てきちゃって…続いては下地を貼る作業。
緑色って事は…そう高速道路用。
勤続24年の布瀬さん。
片方だけの手袋がいつものスタイル。
あらっ素手の方で拭いてる。
続いてここに文字を手で貼っていくそうですがこの大きな標識にどうやって正確に貼っていくのかというと…。
ほら今剥がしたの見ました?この小さな四角に秘密がありました。
よく見ると設計図の漢字の脇に小さな四角があるの分かります?ほらどの漢字にも2つずつ。
布瀬さんこの四角を目印にして位置を決めるそうです。
あっそれでずれないんですね。
すごい今マジックのように…。
一度位置が決まればあとは…。
いいんですか?そうやっちゃって。
はい。
(阿部)気持ちいいですね。
(阿部)絶対出ますよね。
仕上げは200ワットの電球200個で加熱し反射シートを圧着。
求められるのは耐用年数10年の強度。
北海道から沖縄までさまざまな気温湿度に耐えなければなりません。
(阿部)艶が出た気がするな。
サインじゃないですけど…。
この一枚に丸2日。
もちろん一点物です。
さあお待ちかねお弁当の時間です。
広い工場内皆さん思い思いの場所で食べているそうですが…。
本当にシンとしてますね。
どこに行っちゃったんでしょう?あっ失礼します。
いらっしゃいましたが…あれ?こちらでもお一人?布瀬さんのお弁当は元同僚だったという妻の手作り。
卵焼きと自家製の特大梅干しが定番。
結構梅の赤〜くなってるとことか結構おいしいんです。
お次は…おやまたお一人?こんな感じで…。
あっそうなんですか。
製造課のリーダー安藤さん。
日々工場全体の調整役。
お昼ぐらいは一人になりたいのだとか。
なるほど。
昨日の残りのメンチですね。
大好物妻手作りのメンチカツで午後の自分に活を入れる。
こちらはお二人で…何かちょっとホッとしますね。
楽しそうですね。
楽しいよね。
張りのあるオムライス弁当は高校生の息子さんとおそろいだそう。
小型標識を担当する白井さんと案内標識の文字を切り出す岡田さん。
共に家では3児の母。
共に毎日息子とおそろい弁当なんですって。
あっそうなんですか。
なるほど。
(阿部)たわいもない話を聞きたいけど…。
同僚でありママ友でもある2人。
昼休みギリギリまで話題は尽きません。
さあ続いては…おっおっおっおっ大勢で食べてるじゃないですか。
こういうのも見たかったんです。
こちらはもう男性陣で…。
工場長の弁当箱は妻とおそろい。
ただいまダイエット中だそうです。
いつもそうなの?そのお隣は入社2年目二十歳のホープ。
基板作り担当斎藤さんは仕出しのから揚げ弁当をガッツリと。
ダイエット中の工場長の視線が時々気になります。
もっと食べたい。
でも妻が許してくれない。
若手のから揚げを横目にグッと我慢の工場長。
今日出会ったのはこんなお弁当たち。
それぞれのペースで過ごすそれぞれのランチタイム。
交通安全を陰で支えるサラメシごちそうさまでした。
あの人も昼を食べた。
男子柔道95キロ超級金メダリスト斉藤仁。
ロサンゼルスソウルと日本柔道界初のオリンピック2連覇を成し遂げた男。
引退後は日本代表監督に。
多くのメダリストを育てた斉藤を支えていた店がある。
母校国士舘大学に程近い京うどんとおばんざいの店。
いらっしゃいませ。
大きな体を小さくしてたどりつくいつもの席で好物を待った。
お目当ては京風のおばんざいを詰めた弁当。
斉藤のお気に入りたらこの煮物はだし三温糖みりんで一晩寝かせて。
ショウガじょうゆとゆずが香るのはブリの照り焼き。
「斉藤が喜ぶから」とごはんの下には手作りカレーを。
ボリュームたっぷりの特製日替わり弁当に。
これだけではもの足りなかった彼のため特別な一品があった。
卵を10個使っただし巻き卵。
大きいのを一人で食べたい。
斉藤のわがままに店主はうなずいた。
熱い〜!これが斉藤仁の愛した大盛りの昼。
その勢いは一直線に。
一人でペロリと平らげた。
(川瀬)「わあうまいわあうまい」って食うから。
係だね係!学生時代に知った味。
そのあともずっと変わらず…。
母校の監督時代には「寮にいる教え子たちのメシも作ってほしい」と頼んだ事も。
選手監督教授と立場は変われど36年。
公私にわたり斉藤と歩んできた店主はあの時も彼のすぐそばにいた。
1988年ソウルオリンピック。
斉藤が負ければ日本柔道金メダルなしという崖っぷちでの決勝戦。
度重なるケガからはい上がり勝ち取った金メダル。
そうこの元気で太った仁ちゃんの思い出がずっと頭の中に残ってるようにしてる。
あの日店主が観客席から振った日の丸は今も彼の席に。
これが斉藤仁の愛した昼ごはん。
ごちそうさまでした。
今日もお相手は中井貴一でした。
2016/02/04(木) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
サラメシ[字][再]

池袋のシティホテル、社員専用食堂に密着。▽お弁当ハンター阿部了さんは道路標識工場へ。▽柔道の金メダリスト・斉藤仁の愛した大盛り弁当と卵焼き。

詳細情報
番組内容
池袋のシティホテル、社員専用食堂に密着。さまざまな制服に身を包んだホテルスタッフたちのランチとお仕事をのぞき見!▽お弁当ハンター・阿部了さんが訪ねたのは、見慣れた小型標識から巨大な案内標識まで作る道路標識專門工場。皆さんのお弁当を拝見します。▽柔道の金メダリスト、斉藤仁の愛した大盛り弁当と卵焼き。
出演者
【リポーター】阿部了,【語り】中井貴一

ジャンル :
バラエティ – 料理バラエティ
情報/ワイドショー – グルメ・料理
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:26780(0x689C)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: