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PAC3載せた海自輸送艦 沖縄に向け出港
2月4日 10時42分

PAC3載せた海自輸送艦 沖縄に向け出港
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北朝鮮が、事実上の弾道ミサイルを発射した場合、沖縄県の先島諸島付近の上空を通過する可能性があることから、航空自衛隊の迎撃ミサイル、PAC3を積み込んだ海上自衛隊の輸送艦が先島諸島に向け、広島県の呉基地を出港しました。。
北朝鮮が今回、通告した内容から、事実上の弾道ミサイルは、沖縄県の上空を通過した4年前の発射と似たコースを飛行するとみられ、自衛隊は、予想されるコースに対応できるよう部隊の展開を進めています。
このうち広島県の海上自衛隊呉基地では、4日朝から、航空自衛隊の迎撃ミサイル、PAC3の発射機や、大型車両などを、輸送艦「おおすみ」に積み込む作業が行われました。
このPAC3は予想される飛行コースに近い沖縄県の先島諸島に配備され、万が一、ミサイルの一部が落下するおそれがある場合に備えることになっていて、「おおすみ」は、午前9時前、沖縄に向けて出港しました。
発射予告を受け自衛隊は、PAC3の部隊を沖縄本島の基地のほか、東京・市ヶ谷の防衛省や埼玉県の朝霞訓練場、千葉県の習志野演習場に配備しています。
また、高性能レーダーで弾道ミサイルを追尾することができる海上自衛隊のイージス艦、合わせて3隻を、東シナ海と日本海に配置し、発射に備えることにしています。
北朝鮮が、事実上の弾道ミサイルの発射を予告したことについて、自衛隊トップの河野統合幕僚長は4日の定例の記者会見で、「万が一に備えてイージス艦やPAC3部隊などに対し、必要な態勢をとらせるよう破壊措置命令が出された。引き続き、いかなる事態にも対応できるよう、緊張感をもって情報収集、警戒監視に当たり、万全を期していきたい」と述べました。

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