2016年2月4日（木）
電子版/新聞
元プロ野球選手の清原和博容疑者（48）が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された事件で、大阪・ＰＬ学園高時代に「Ｋ・Ｋコンビ」として甲子園を沸かせた桑田真澄氏が４日、宮崎市内で取材に応じ、同容疑者と３年ほど前から連絡を取らなくなったことを明かし、「もう少し僕が言い続けてきた方がよかったのかな」と心境を語った。
桑田氏によると２人は引退後も頻繁に連絡を取り合い、球界について意見も交わしながら、「スポーツマンである以上、暴力とドラッグは一番遠い存在であるべきだ」とも話してきた。しかし、同容疑者について様々な悪い噂が流れるたび桑田氏がたしなめたところ、３年ほど前に「もう一切かかわらないでくれ」と言われ、音信が途絶えたという。
「２人は野球でいい思いをさせてもらった分、恩返しをする使命がある。非常に残念」と話した桑田氏。「自分の人生には代打もリリーフもない」としながら、「きれいな放物線を描く逆転満塁ホームランを打ってもらいたい」と願った。
桑田真澄、清原和博