探検バクモン「潜入!ミラクル製紙工場」 2016.02.03


これ一体なに?
今回本や雑誌の紙を作る巨大工場へ
(田中)すごいカッコいいね!工場萌えにはたまんない。
(田中)工場萌えたまんない。
(サヘル)わ〜楽しそう。
(田中)気持ちいいんだよね。
こんなデカいのでやるんだ。
え〜!20秒で製品が出来ます。
(サヘル田中)えっ20秒!?
紙作りって意外とド迫力!超巨大。
超高速。
轟音と高熱のラビリンス
あらら!うわ〜!え〜スゴい!紙になる感じがわかりますね。
スマホやタブレットがあれば紙の本なんていらない?本当に?
紙には我々を引き付けてやまない何かがある
紙の魅力を再発見

今回探検するのは宮城県石巻市の製紙工場
工場の広さは…
(田中)広いんですね随分ね。
だから車で中も移動するのね。
お二人も深く関わっているんです。
こちらの本。
実はこの中で使われている紙もこちらの工場で作られてるものなんですよ。
へえ〜。
ああそう。
そうなんです。
俺あれかな…「マボロシの鳥」っていう小説あれ紙がすごい評判よかったんだよね。
一番褒められたんだよ紙が。
(田中)紙質かい。
(サヘル)そうなんですね!ああ。
大体1年間にどのくらいの紙の量ってこちらで作られてるものなんですか?
(田中)86万トン。
(サヘル)どうですか?もう全くわからないね。
でも大体…65億冊!これが?そんなに売れたらいいな。
いやいやいやいや。
ホントに。
本だけじゃない。
この工場ではチラシやカタログコピー用紙など印刷に使う紙のほとんどを生み出している
う〜んいっぱい用意したの?そういうの。
「神頼み」とかそういうのもどっかで使うの?先に言われたら使えないです。
(サヘル)さあそして目の前にはちょっと山っぽいような。
(田中)うんうん。
あれが紙の原料になります。
あっあれが?ええ。
木材チップの山です。
木材チップなんだ。
あれじゃあ木なんだね。
(田中)スゴいね!こっからあの紙が出来んの?そうですね。
うわ〜!すごい高い山ですよ。
お〜スゴい!
(サヘル)一気に香りが!あっホントだ!
(田中)木の香りがする。
(サヘル)色がまたきれいですね。
(田中)きれいですね。
(サヘル)サキイカ?
そうまるでサキイカのように見える木の繊維こそ紙作りの肝。
国内外から集められたチップその量およそ…
(サヘル)これが1年間で使う量ということですか?いえ。
ひと月で!ひと月で10万トン!スゴいですね!はあ〜!
チップより安価な丸太古紙を合わせた3種類が紙の原料になる
この工場で作っている紙のほんのちょっとの種類なんですけど見本で。
(田中)すごい柔らかくてツルツルの紙。
コピー用紙?チラシとかに使う紙です。
広告とかですね。
チラシの紙なのか。
確かにチラシの紙だほら。
おい!な!あ〜いやもう何かチラシよりもこの段階のほうが高級感がある気がする。
(サヘル)ありますね。
これは本のほうにはこっちが本の紙に近いですね。
また色がちょっと違いますね。
そうです。
色も全部違うと思いますし。
(田中)ね。
色違うね。
この違いスゴいね。
こちらも見て頂いてですね。
あっこれいい!写真の紙っぽいねこれ。
そうです。
ちょっと重さが違うんです。
厚みがちょっと違うのかな。
でも実際今この数枚を見てきましたけど何種類ぐらい作ってらっしゃるんですか?ここでは。
300種類!そんなにあるんだ。
まあ確かにそうだよね。
原料はたったの3種類。
そこから300種類?このあと神業が明らかに
日本と紙の関わりは深い
日本で紙が使われ始めたのはおよそ1,400年前と言われている
その歴史の中でごくわずかに違う紙を使い分ける文化が生まれた
この工場では一見違いのわからない300種類もの紙を細かく作り分けている
日本文化の紙へのこだわりがここに息づいているのだ
まあ子供のころはね教科書とか辞書とかああいう印刷の紙何かねにおいとかね。
週刊漫画のにおいとか。
新しいにおいって好きだったね。
(サヘル)好きでしたね。
違うよね微妙にね。
違うんですよ。
写真のまたにおいとかとね。
あとエロ本のにおいね。
ねえっ!ねえっ!嗅いだだけでいい。
いい感じになってくる。
すごい佐藤さんも赤くなられた。
純粋!純粋!いやいや。
(田中)純粋ってどうしていいかわかんないですよね。
ええ。
でもやっぱりその紙…というふうに言えますよね。
そうだね。
やっぱりねああもう…
(田中)残りがどうとかね。
(サヘル)感じますよね。
このチップを使って今度はまずは…どうやって作るのか全然今ね頭に想像できない。
(サヘル)まずパルプって何なのかっていう感じですよね。
前からやっぱり俺パルプって何なんだろうなって。
(サヘル)パルプってご存じだったんですね。
パルプ自体はパルプ工場とかパルッ…パルプルパルパル…。
まずもうパルプが言えねえし。
リピートアフターミー。
パルプ!一体なに?
(サヘル)よろしくお願いします。
須田さんです。
(一同)よろしくお願いします。
パルプ作りなんと42年の大ベテランです。
(田中)パルプ一筋42年!大変ですね!
(田中)いやすごい高い塔みたいなのが建っています。
これが約大体…
(田中)50メートル!
(須田)はい。
実はこの塔は巨大な釜。
チップと薬品を入れて蒸して煮込むこと7時間
(田中)こんなデカいのでやるんだねえ!せっかくですから外からだけではなく中入ってみませんか?中入れんの?煮られちゃう。
煮られちゃう。
でも須田さんだったら大丈夫みたいです。
そうですか。
じゃあ行ってみましょうか。
(田中)スゴいな!カッコいいね。
(サヘル)スゴいですね!工場萌えにはたまんない。
(田中)工場萌えたまんないよね。
スゴい。
においが。
独特のにおいだ。
(サヘル)香りがスゴい。
(田中)暑いですね。
ここに出来たてのパルプが見られる場所があるという
白いのが見えてますけどあれがパルプ?じゃあ見てみますか?いいですか?1人だけお願いします。
(サヘル)1人だけ?狭いんで。
あいいですか。
(サヘル)いいですよ。
わあ!うわ!スゴいですね。
これスゴい!
これがパルプ。
紙っぽいといえば紙っぽいがまだ紙ではない。
一体どういうことか?
ここで突然ですが紙をみそ汁に例えてみるとさっき見たチップが大豆。
パルプはみそ。
このあとそれぞれにさまざまな材料を加えて完成する。
つまりパルプは紙の一歩手前というわけ
あららら!うわ〜!へえ〜スゴい!あ〜もうでも…わかります?わかります。
温かいですね。
出来たてだ。
あ〜。
あ〜!びしょびしょ。
(サヘル)わっスゴい!ホントだ〜。
温かい!温かい。
綿だね。
綿に近い。
パルプはもちろん原料が違えば違う性質のものになる
さまざまなパルプと薬品をブレンドして多彩な紙を生み出しているのだ
厚さ柔らかさ硬さ切れにくさ色。
ブレンドすることで300種類もの紙が繊細に作り分けられる
一体どうやってみそ…じゃなかった。
パルプが紙になるの?紙作りの仕上げをしているのがこの現場
結構音がスゴいです。
うるさいので。
お互いの声が聞こえないほどの機械音。
2階に上がると…これなに?
(サヘル)こんにちは。
スゴい。
確かに音は。
(サヘル)音がスゴい音でした。
これは一体何の機械なんですか?紙を作ってる。
紙を作る機械。
はい。
これが紙を作る抄紙機。
これほど大きいマシンは世界でも数えるほどだという
全長なんと270メートル!新幹線でいえば11両分
私好きなのが戦艦大和が大好きでして…戦艦大和そんな長いんだ。
それはデカいわ。
えっ20秒!?スゴいびっくり。
20秒!20秒で製品が出来ます。
スゴい速い。
チーターより速いですね。
チーターと比べる?そうですね。
昔の…
あの和紙の紙すき?実は和紙作りと同じことがこの巨大マシンでも行われているという
ここがその紙すきの心臓部。
何かが高速で回っているようだが…
ここでパルプを水に溶かしたものを網に吹きつけ大きなシートを作っているのだ
紙すきでいえばまさに紙をすいているところ
そのスピード…
テニスコートなら1面分の大きさを1秒間で作っていることになる
作る紙の種類によってマシンのスピードを微妙に変えているという
中ではどうなっているのかというと…100度に熱した巨大ローラーに紙を通して乾燥させる。
ローラーの数は33個。
こちらも1秒間にテニスコート1面分を乾燥させている
(サヘル)お〜75メートル!アッツ。
(サヘル)あっ見て見て!出てきた。
スゴ〜い!これスゴい!
(サヘル)カッコいい!15万メートル!100トン!これはスゴいね。
(サヘル)できたてあったかい。
この巨大ロールをスルスル伸ばすと東京から静岡まで届く長さ。
これを1日に16個も作っちゃうという
いや〜。
(サヘル)スゴかった〜。
(田中)スゴいな。
どうでしたか?皆さんお二人。
いや感動しますね。
感動ですよね。
感動するわ。
あんな!あんな速く出来るとはね。
あんなスピードであの量。
N6マシンではですねこのようなよく入ってるチラシであったりカタログであったりというツルツルした。
ツルツルですもんね。
正直ねカタログとか新聞とかポストにあるじゃない。
ほぼ見ないで捨てちゃうこともよくあるんだけどなんか悪い。
ダメですよ見なきゃ。
今そう思っちゃいました私も。
見ますよチラシは絶対に。
絶対見ないでしょ。
ああ〜ねえ。
そういう感じだよね。
紙だけにホント…うまいですね。
うまいね。
ありがとうございます。
いっぱい用意してあるからね。
すみません。
この工場は石巻の海に程近い場所にある
5年前工場を高さ3メートルの津波が襲った。
誰もがもう二度と紙が作れなくなるのではと絶望した
だがこの工場で作る紙の本を待っている読者がいた
2週間後工場再開を決断。
自分たちでがれきを片づけ機械を修理した
6か月後最初の紙が出来た
ばんざ〜い!ばんざ〜い!
(拍手)こちらが震災で犠牲になった皆さんへのですね慰霊です。
ちょうどこの慰霊碑の高さがですねこの工場に来た津波の高さと同じ高さになってます。
(田中)ここまで全部。
(サヘル)黙とうをささげて。
(田中)そうですね。
はいありがとうございました。
ありがとうございました。
これが8号機。
そうです。
(田中)これがやっぱり再び動きだした時っていうのは大変な感動があったんじゃないですか。
(明村)そうですね。
(田中)すいません。
こんにちは。
(サヘル)こんにちは。
(サヘル)こんにちは。
皆さんは?
(田中)働いてらっしゃる方?
(明村)従業員の。
あどうもご苦労さまです。
皆さんはどういった仕事なんですか?兄弟?え〜となんでそう思ったんでしょうかね。
特に似てるわけでもないですししかも5人兄弟?そんなわけないでしょ!それでいるのかと思った。
違うの?そんなわけないでしょ。
実際に…
(田中)まさにそうなんですね。
あの時ホント出版社がみんな俺聞いたけど紙が来ないっつってすごいビビってましたもん。
そういった思いでいっときも早く回したいなと思いましたね。
(田中)そうなんですね。
8号マシンは実は機械自体は特別なものではない
この土地で動き続けて40年以上職人たちによって微妙な調整が繰り返されてきた。
その結果特別ではないはずの8号マシンにしか作れない紙が出来るようになったのだった
しかしその差はほんのわずかなもの。
されどそのわずかな差が大事なのもまた紙ならでは
突然ですが大ベストセラー漫画「ワンピース」の紙もこの8号マシンが作っていた!
これがそうなんですね。
ただ…そうなんだ!そうなんですよ。
皆さん紙のベテランの方々が今ここに降臨しているという事で…
同じ本が違う紙で作られていたとは驚き。
そこには素人目にはわからない微妙な差があるんだとか
皆さん自信はありますか?
(サヘル)フィフティー・フィフティー!皆さん見る前にちょっと我々が。
いいですよ。
まず違いとかってわかりますか?いやこれはちょっと…。
何となく違うような気になってるだけかもしれないけど何かでもだからっつってこれがどれかって言われるとわかんないね。
わかんないですか。
いや全然わかんないね。
じゃあちょっと彼らにやってもらいましょう。
わかるんですか?これ。
(サヘル)この工場の方の社運を懸けてますからね。
(サヘル)ですよね。
しかも速い。
(田中)やっぱり透かしたりすんだよ。
皆さん心の中で決めて下さいよ。
相談しないで下さいよ。
(サヘル)ちなみにどういったところを見てらっしゃるんですか?
(田中)あのう…透かしてましたけど。
それがマシンの特徴が出るところになるので。
なるほどね。
透かして見える「地合い」とは紙の中の繊維の模様のこと
(田中)AかDじゃないかと?じゃあ皆さんの中でAとDどっちか。
せ〜のでいきましょうか。
(明村)指をさして。
(田中)はい。
せ〜の。
(サヘル)正解ちょっと確認を。
これもしDだったら大変ですよ。
実はこれ後ろ見ますと…。
お〜スゴい!
(サヘル)スゴい!見て下さいこのうれしいほほえましい!やっぱスゴいね!
(サヘル)スゴいですよ。
どこが決め手だったんですか?味です。
(サヘル)味?どういう味ですか?もう我々にはわからないけど多分微妙なね。
(サヘル)張り?さすがですよね。
どんだけやっぱり紙に愛してるかという。
うん。
逆に言うと…
(田中)そうか。
確かにね。
やっぱりそれだけ全体的な技術の水準が高いっていうねことなんですね。
いずれロケット開発も。
「下町ロケット」です。
ドラマドラマそれはね。
厳しくなっていきそうですよね。
もっともっといいものいいものっていう要望って年々どうなんですか?皆さんじゃあ生まれ変わってもやっぱり紙を作り続けたいですか?
(田中)それはわからないけどね。
(サヘル)でもやっぱり誇りを持ってらっしゃるから。
誇りは持ってるでしょうけど生まれ変わったら別に紙じゃなくてもね。
違うことやりたいなと思ってる人がいるかもしれない。
プロレスラーになりたいとかいろいろあるでしょ。
いろんな人の夢が。
私はね思ったんですけど紙って我々が生涯で一番多く手で触るものなんじゃないかなと。
だからここでちゃんと丁寧に作られてる安心して触れる紙っていうのをいっぱい作ってるっていうのはスゴいなと思いました。
じゃ太田さん紙とは。
はい。
「林家ペーパー子」…何なんだよ!今日の1日の感想こんなくだらねえことか。
ペーパー。
いやわかるわ。
やっぱり木からね作られて。
いやいやいやいや。
林からだけれどもくだらねえこと言ってるんじゃないよ。
これからもやっぱりね紙の本。
はいそうですね。
これをなくさない。
本の良さあるしね。
なくしてほしくないなと思いましたね。
そうだね。
そういう感じですよね。
お疲れさまでございました。
2016/02/03(水) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
探検バクモン「潜入!ミラクル製紙工場」[解][字]

新幹線11両分の長さの巨大マシンが、時速100キロの速さで、たった20秒で作るのは“紙”。一見違いのわからない300種類の紙を作り分ける、奇跡の製紙工場に潜入!

詳細情報
番組内容
超高速!超巨大!新幹線11両分の長さの超巨大マシンが、時速100キロもの速さで、たった20秒で作るのは“紙”。しかも一見違いの分からない300種類を作り分ける!今回の舞台は、宮城県石巻市にある巨大製紙工場。本や雑誌、チラシ、コピー用紙など、印刷用の紙では日本最大級の生産規模を誇る。私たちの生活に欠かすことのできない“紙”はどのように作られているのか?爆笑問題が紙の生まれる瞬間を目撃する。
出演者
【司会】爆笑問題(太田光・田中裕二),【出演】サヘル・ローズ,【語り】木村昴

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
バラエティ – 旅バラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:26217(0x6669)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: