【ソウル聯合ニュース】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が2日夜、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射の可能性をめぐり、国連安全保障理事会で対北朝鮮制裁を協議している呉俊(オ・ジュン)国連大使とテレビ会議を行った。政府関係者が3日、伝えた。
北朝鮮の4回目核実験および長距離弾道ミサイル発射準備動向をめぐり外交部本部と国連代表部がテレビ会議を開催したのは今回が初めて。
会議は北朝鮮が国際海事機関(IMO、本部英ロンドン)、国際電気通信連合(ITU、本部スイス・ジュネーブ)、国際民間航空機関(ICAO、本部カナダ・モントリオール)などの国際機関に「人工衛星打ち上げ」の計画を通知した後に行われたもようだ。
会議では北朝鮮が人工衛星と称し長距離弾道ミサイルを発射する可能性が安保理での制裁議論に与える影響や、安保理の対応のあり方などが集中的に議論されたとされる。
安保理では既に北朝鮮の核実験強行を受け、新たな対北朝鮮制裁決議案が議論されている。
こうした状況で北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射すれば、決議案交渉にも大きな影響を及ぼすとみられる。