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【プロ野球】

アマダー、7割の力で17発 135キロ男が怪物ぶり発揮

2016年2月4日 紙面から

今キャンプ初の屋外でのフリー打撃で17本の柵越えを放った楽天のアマダー=久米島で(七森祐也撮影)

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 楽天の新外国人ジェフェット・アマダー一塁手(29)が3日、屋外での初フリー打撃で53スイング中17発と、怪物ぶりを見せつけた。

 両翼100メートルの本球場が狭く見えた。ボールが文字どおり、ゴルフボールと化した。いきなり2連発。安打を挟んでまた2連発。3連発も2回。バックスクリーン直撃弾に、約20メートルの防球ネットを越えて場外に消えた打球も何球かあった。ケージ裏で見守った梨田監督も「ボールを何球損したか分からない。でも、場外に消えていく打球を見て、心強く思った。打球に角度をつけられるのは天性のもの」と目尻を下げた。

 昨年はメキシカンリーグで103試合に出場して、打率3割4分6厘、41本塁打、117打点で2冠王のアマダーは「フリー打撃は2カ月ぶり。まだ7割の力。今日はフォームに気をつけて、ボールをよく見て、芯に当てることを心掛けた」と涼しい顔。

 日本球界史上最重量の体重135キロながら、シートノックでも軽快な動きを披露。“動けるデブ”でもある。

 ネット裏の西武・亀井猛斗スコアラーも「特に飛ばそうと力んでるわけではなく、ボールをつぶしにいった結果が柵越えになっている。うちにいたカブレラのよう」と警戒。2年連続最下位の救世主となりうる存在だ。 (竹下陽二)

 

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